病院に搬送されてからは、大勢の医師と看護士に囲まれて
あれよあれよと事は進んでいった。
さすが大病院は、受け入れ態勢が違うよなぁ。
担当医は若い美人の女の先生で、手術や麻酔について説明してくれた。
基本的に下半身の局部麻酔になるが、
破水後に臍帯が出てしまうと、赤ちゃんの命が危険なので、
緊急に手術が必要になり、全身麻酔になるそうだ。
術後に子宮からの出血が止まらない場合、輸血の可能性もあること、
また、子宮全摘出の可能性もある、などのリスクについても説明があった。
あー恐ろしいなぁ、とは思ったけど、その時はそれどころじゃなくて、
「分かったから!了解やから早く手術してくれ!」という心境。
それにしても、予想外の破水だったので、
その時着ていた寝巻きが究極にダサかったのに後悔。
謎のキャラ入りダルダルトレーナー…。最悪…。
全部脱がされて手術着に着替えさせてもらった時、
ちょっとホッとした。
大勢の人がいるところで、パンツまで脱がされて内診ってのは
非常事態とはいえ抵抗が…。一応カーテン引いたりしてくれたけど。
しかも若い男の医師もいたので、ちょっとやだな…と。
そんな余裕はあったんやな…。
その後、分娩前の準備室?陣痛室らしき部屋に移動して
血圧や熱などを測ってもらう。
看護師さんに何度も励ましてもらいつつ、手術を待つ。
同意書にサインなどもしたが、もはや内容はあまり覚えていない。
分娩室に移り腰に麻酔を打ってもらう。
横を向いて、腰をエビのように丸くして足を抱える姿勢をとる。
自分のおへそを見るように、なるべく足を引き寄せて丸く、と言われた。
しばらくすると下半身に感覚がなくなってきた。
麻酔科の先生が、針?のようなもので下半身、胸の下辺りを順番にチクチクして
感覚があるかどうかを確認。
何かが触っている感覚はあるものの、痛みは全くない。」
意識はちゃんとある。
早く赤ちゃんを出して欲しい!と思うものの、お腹に刃物が入る瞬間って怖いなぁ。
今から始めます!と宣言しないで、さりげなく手術を始めて終わって欲しい…。
完全破水、骨盤位、双胎の緊急帝王切開術を施術します的な宣言があり、
手術が開始。
と、思ったら10分ぐらいで、おぎゃー!!!という声が。
早っ!と思ったのが第一印象。その後に、なんともいえず感動が…。
あぁ、9ヶ月間私のお腹の中にいた存在が、今こうして産声をあげているとは…。
なんともいえない感慨深いものでした。