毎年、この時期になると憑りつかれたように「辞めたいなあ」と思います。
 

国立本番を目前にして、もっともっと子どもたちに対してできることがあったはずなのにと、自分の力不足を痛感するのです。

前回のブログでは「ニュートラルに」とか偉そうに言っておきながら、現実はもうグラングランです。

 

あれも足りてない、これも足りてない。

してあげたいことはてんこ盛りなのに、決定的に時間が足りない。

別の解説方法の方が、理解させてあげられたかも。
もっと違う言い方をすればよかったかも。

もっと自信を引き出してあげたかった。
理想と現実の差を突き付けられて、本当につらいです。

 

とにかく後悔の連続です。

そして自分がこの世界に向いてないなあ、とつくづく思ってしまうのです(毎年のルーティン)

 

今更ですが、わたしは心から小学受験に反対しています。

こんな小さなときから机に座らせて、姿勢を正し、言葉づかいをただし、「問題が解けない」を知らしめて。
しかも、否応なしに与えられる合否。
「成功」か「失敗」を目の当たりにすることになる。

こんなつらいことを、なぜ5歳6歳の子どもがしないといけないのか。

この文章を今読んでいる方に教えてほしいです。

どうして小学受験を考えてらっしゃるんですか?
わたしには本当にわからないのです。

 

このブログを書き始めたとき、一番最初に書いた記事があります。

 

 

 


たしかに、小学受験に向いているお子さまはいます。
でも、向いていないお子さまの方が多いです。
だって子どもだから。

 

たくさん遊んで、のびのび声を出して、走り回って、たまには友達とケンカして。

「お友達が、あなたの宝物を壊したらどうしますか?」

なんてくだらない質問をされない世界で。

 

たしかに成長はします。

できなかったことができるようになる。

勉強の楽しさを知る。

でもそれって別に小学生になってからでもよくないですか?
だったら知育で考える土台をつくって、たくさん想像力を育てるほうがずっと有意義だと思います。

 

わたしの受け持つクラスに、早生まれの子がいます。

彼女のことは、ブログに書いたこともあります。
 

 

彼女、なんだかんだとうとうここまでたどり着きました。
でも相変わらず、小さくてふにゃふにゃです。

ペーパーも全然できません。

彼女に合わせた授業はもう時間的にできないので、理解はできないままです。

でも「自分だけがわからない」ことはわかっているのです。

つらすぎませんか。

 

保護者さまも「もう無理だろう」と諦めムードです。

そんなこと夏の時点で、なんなら年中の時点でわかっていました。
どうして「やめる」という選択肢を選んでくれなかったのかと。

こんなしんどい経験をしなくてもすんだのに。
授業のたびに「できない」ことを突き付けられて。

彼女の気持ちを思うと、もう叫びたいほどにつらく、悲しいです。

これを書きながらも、泣きそうになります。

 

これから受験をされていく保護者さま。

どうか、どうか勇気ある撤退をつねに頭の中に置いておいてください。

 

「せっかくここまでやったから」とそんな小さな親の都合ではなく、目の前の子ども自身を見て、向き合い、そのうえで受験を続けるか否かをしっかり考えてあげてください。
 

心からのお願いです。