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私の仕事

サラの育児日記
時々毒親ネタ
など

 

徒然なるまま綴ってますチューリップ

 

 

 

 

娘がまだお腹の中にいた頃

私はとある妊娠特有の病気になって

 

冗談じゃなく死にかけました。

 

 

 

病名

 

重症妊娠悪阻
(にんしんおそ)

 

 

重症妊娠悪阻とは?

 

 

<第一期>

吐き気や嘔吐が1日を通して頻回に生じ、食事や水分を取ることが困難になります。

 

 

<第二期>

頻回な嘔吐や、極端な摂食量の不足が続くことで、極度な脱水状態に陥ります。尿量は減少し、皮膚の乾燥や口が渇くなどの症状が現れ始め、血圧の低下頻脈発熱などが生じるようになります。 

 

 

<第三期>

さらに脱水や栄養不足が進行すると、肝臓重篤なダメージが加わります。

 

特にビタミンBが不足することによって発症するウェルニッケ脳症は妊娠悪阻の重篤な合併症のひとつで、記憶や運動機能に異常が生じます。

 

そして半数以上の方過去のことを思い出せない、新しいことを覚えられない、作り話をするといった特徴的な症状が現れるコルサコフ症候群と呼ばれる後遺症を残すとされています。

 

また、万が一治療が遅れたり、治療がうまくいかなかったりした場合は、胎児死亡多臓器不全による母体死亡に至るケースもあります。

 

 

 
 
私は、この第三期初期症状まで進行してしまっていました。
 
 
即ち、肝機能障害&記憶障害です。
 
 
ピーク時は、会社でお世話になった人や、親しい直属の上司の名前まで思い出せなくなりました。
 
 
元々記憶力はいいほうですが、物覚え&物忘れが酷くなり、産後もなかなか直りませんでした。旦那にちょっと心配されるレベルで。
 
 
(これで本当に職場復帰できるのか?)

と、不安に思ったのを覚えています。

実際に職場復帰してあくせく働いていたら、記憶力は徐々に回復しました!

(一時期思い出せなくなっていた会社の人達の名前も、思い出せまし
ニコニコ

 

前よりは物覚え&物忘れがいまいちになったような気もしますが「マミーブレーン」って、あるらしいですね。

 

 

 

 

あと、慌ただしい毎日を送っているので、ついそういう状態になっているのかも?

 

なので、この時の記憶障害については、ほぼ回復したのではないか?と思っていますひらめき電球

 

 
 
私の派手に吐きまくってる姿と、すでに5キロ減ってしまった体重肝機能の数値が悪化したところで、最初に入院した病院の主治医が慌てて近隣の総合病院に転院の要請をしました。
 
※これ以上の治療となると、ある程度大きな病院でないと処置できないため)
 
 
ちなみに、ちょっと大きめの個人病院でしたが、つわりが酷くて総合病院に転院した患者は私がはじめてだったそうです。
(ほんとついてない・・・)
 
 
 
 
 
 
 
正直
 
まじで死にそうでした。
 

 

 

 

 

 

 

遡ること数年前、ガン治療で地元の病院に長期入院していた叔父。家族が遠方に住んでいるので、当時は母が毎日看病に行っていたのですが、

 

 

ガンで闘病生活を送っていた叔父よりも、重症妊娠悪阻で入院している私のほうが遥かに酷い状態で今にも死にそうだった(母親談)と語るくらい悲惨な状態で、

 

 

(このままだと、娘は本当に死んでしまうかもしれない・・・)

 

 

(こんなに頑張って重いつわりに耐えているのに、これ以上悪化して母体がもたないと判断され、医者から中絶手術を受けるよう指示されたらどうしよう・・・

 

 

と思い、むちゃくちゃ気の強い(普段は血も涙もない)うちの母が家でひっそり泣いた・・・

 

 

と、後に語っています。

 

 

 

 

 

 

私は自分がこんな状態になるまで、

 

つわりが重症化すると、

 

 

臓器重篤なダメージを負う可能性があること

 

・その結果、重い後遺症が残る場合があること

 

母体が死に至る場合があること

 

・これ以上母体がもたないと判断された場合、医師の指示でお腹の子を中絶しなければならくなる可能性があること

 

(↑結局、母体が死んでしまったら、お腹の子も死んでしまう訳で・・・ならば、せめて母親だけでも助けよう、という判断になるのでしょう)

 

 

を知りませんでした。

 

 

 

 

 

ここまで読んでお分かりの通り、重症妊娠悪阻は普通のつわりじゃありません。

 

 

れっきとした「病気」です。

 

 

病気として保険おります。実際におりました。

 

 

 

 

 

 

妊娠出産は、母親にとっては本当に命懸けな訳で。

 

 

何事もなく無事出産に至るのも、赤ちゃんが元気に生まれてくるのも、決して当たり前じゃなくて、奇跡なんだなぁ…としみじみ思います。

 

 

 

 
 

 

 
UnsplashのJanko Ferličが撮影した写真