親父と聞いて真っ先に頭に浮かんでくるのは「ビンタ」。
親父の怒りの沸点が低かったこともありますが、それ以上に私の素行が良くなかったことが主な要因でしょう。
とはいえ、生まれつき素行不良な人間はいないように、私がそうなったのには確たる理由があります。
それは…
弟が生まれたこと。
私が保育園の年長さんのときに生まれました。
生まれたと聞いたときは、心の底からうれしかったことを今でも憶えています。
それまで一人っ子だった私にできた待望の弟が、かわいくないはずはありません。
保育園から帰ってきては、弟の顔を眺めてニンマリする幸せな日々が続きました。
ところが、あるとき気づいてしまったのです。
この世に生を受けてから、一身に浴びてきた家族の愛情。
それが私以外の存在、即ち弟に向けられていることに…
私にはとても理解できませんでした…
自分の中で解決できる6歳児もいるでしょうが、私にはこの事実を咀嚼できなかった…
心に変調をきたしても不思議ではありません…
このままでは私という存在がバラバラに崩れてしまいます…
それ故、生命の危機を察知した潜在意識が水面下で動き出したのでしょう。
その結果、はじまってしまったのです…
家庭で溜まったストレスを外で発散するという私の哀しき悪行が…
でも、無意識下で誘導されていますから、当の本人はその行為を制御できません…
僕を見て…
少年は悪さをするたびに、心の叫びをあげていたのです…
【今回のまとめ】
◆子どもが悪さをするのには理由がある
