わたしはかつて死ぬほど好きな人がいました。
その人と連絡取れたら大喜びをし取れなければこの世の終わりかと思うほど悲しんでいました。
なぜそんな相手がトラウマであったかというと、いわゆるわたしが彼にとって都合よく扱われていると思っていたからでした。
会えるのは彼のタイミング、電話をしても繋がらない、挙げ句の果てには嫌いだとも言われました。
今わたしは彼とどんな関係でもありません。
恋人でもなければ絶縁をしたわけでもありません。
縁があればまた繋がるだろうそんな考えでいるのでこれでいいのだと思ってます。
さて、何が原因でトラウマが払拭できたのか。
彼にそんな扱いを受けてもわたしは会っていました。
好きだとかの感情ではなく彼と話すのが単純に楽しかったからです。
彼の笑顔を見ることが単純に好きだったからです。
ある日、ふとある日です。
彼からの夜のお誘いを断ったのです。
理由は本当に乗り気でないから。
好きとか嫌いではなかったのですが、彼からのお誘いを断りました。
それでも彼はしつこくてしまいに私は怒ってしまいました。
彼に怒った話をしたいのではないのです。
大事なのはわたしは私を大事にしたのです。
その日乗り気ではない私が自分で自分を大事にしたのです。
その時もちろん彼に嫌われるなんてことは思ってないです。
こんなこと言ったらもう会えないとか笑顔を見ることはできないなんてのは考えてなかったのです。
私が私を大事にしたからこの発言が出てきたのです。
そしたら彼は
「ごめんね」
と真剣に謝ってくれました。
しかも出会ってから今までの私に対しての感情を伝えてくれたのです。
そんなことは今まで一度もなくなあなあになっていた所がはっきりとされました。
彼に対してわたしは
「都合のいい女」
でいることを自ら決めていたのにも気がつきました。
自分で都合のいい女というレッテルを貼ることがようやく腑に落ちました。
私が大事にするのは彼の笑顔でも彼に会えないことでもないのです。
私が私を大事にすることです。
私の笑顔は私が作って初めて笑顔になるのです。
私の幸せは私がいて初めて幸せになるのです。