世界9万5000キロを自転車でひとり旅した著者の
行く先々での 驚きの食事情を綴った シリーズ第3段。
洗面器でヤギごはん (幻冬舎文庫)/幻冬舎

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第3段のこの本は
北米・南米・ヨーロッパ・アフリカ・アジア編として
強盗に襲われたり
頻繁な食中毒状態になったりしながら
各国の人達とのふれあいを綴ったエッセイです。
自転車で走り続けるには
とにかく食べなければ体力が続かない・・・ということで
食に対してのこだわり = 何でも沢山食べる を重視して
日々いろんな食べ物にチャレンジし続ける著者。
「これを食べたら確実に危ない」と思えるものも
食べなければ次に走りだせないと 口にし続け
ある時は「こんな美味があったのか」と驚嘆し
ある時は「やっぱり食べなければよかった」と後悔する
その繰り返しの中で旅は進みます。
どんなに大変な思いをしても
けっしてその国の事情を否定しない。
自分の体に合わない食べ物も
現地の人にとってはごちそうであり、
生きる源であることを知っているからこそ
著者は多くの現地の人達に受け入れられるのだと痛感します。
時折出会う「チャリ友」と過ごす時間
世界ナントカ機構に抵触しそうな食べ物との出会い
アフリカでの固形ブイヨン消費量の実態
場当たり的な食生活の中での自己流の健康管理の失敗談
各国の内情とともに綴られるそれらの話もとても面白いです。
さらに感心してしまったのは
日々口にするそれら「怪しい食べ物」たちについて
食のレポーターが かすんでしまうほど
詳細でユニークな描写がされていることです。
自転車旅が終わったら
次の職が保障されていそうなほどの才能です(*^o^*)
かばはこういう食環境下では生活できない軟弱者なので
とってもまねはできないけれど
著者のバイタリティと柔軟さに脱帽です。