プラステックゴミ、生ごみ、紙類、繊維など生活の中で様々なゴミが出ると思います。
使えるものは最後まで使うということを意識して生活をしていますが、個人的に頭を悩ませているのが衣類です。
衣類のゴミも年間かなりの数が出ているようで、2009年には60万トンくらいの洋服がゴミとして捨てられていえると推測されています。
衣類のゴミの量で参照として出されるのは中小企業基盤整備機構が出しているもので、わたしもそちらを参照させていただきました。

10年前なので今とは状況も違うと思いますが、「流行」という言葉があるように、まだ着れる洋服を捨てる人はやっぱり多いのではないかと思います。

実はわたしは洋服を買うのが結構好きだったりします。
あまり物欲はないほうだと思うのですが、洋服はまったく別でした。
(今回の記事には関係ないのですが、あと本もかなり購入しています)

柄とか色だけではなく、ちょっとした丈や袖の長さとか、素材や形の違いでも別物で、まったく別の洋服を買っている感覚で服を買っていました。

それで服に合わせるために靴やバッグもいろいろと揃えてました。

もともと物持ちがいいほうで、大事にするからいいだろうという感覚で昔からいろいろ服を買い続けていました。でも、ふと気づけば収納がかなり厳しい状態に陥っていました。大事にする=なかなか悪くならないだったんですね。

収納できない分は捨てればいいのは分かっているのですが、似合わなくなった、着れなくなった、悪くなったなどの明確な理由がないのに捨てるのも忍びないため、消去法で本当に必要なとき以外は服を買わないことに決めました。
買わなければいずれ服も減ってくるだろうという単純な発想です。

洋服を減らすには
1 捨てる
2 リサイクルに出す
3 フリマやオークションサイト、リサイクルショップなどで売る

の選択肢があると思います。どうやって直接的に手放すかはその都度違いますが、そこに至るまでは、「もう着れなくなるまで着る」ということを決めました。だから、最終的に売るという選択肢は考慮に入れていません。
結果としてゴミとして出すことになっても最後まで使い切ることが、いい状態でリサイクルに出すよりも環境の負荷は少ないのではないかと考えました。

それが一年九か月前。

それから冬用のインナーを一枚買っただけで服は買っていません。何着かは毛玉が目立ってきたり、伸びたり、破れたりなどもう着れないかなと思うものは、衣服回収に出したり、雑巾にして掃除に使ったりしました。洋服としてはそのまま着れなくても、生地を何か利用できるのではないかと思えるものは洋服自体を別の箱にいれてとっています。

こんな感じでクローゼットの服は少しずつ減っています。ちょっとしたほつれや破れはどうにかできそうな範囲なら自分で補修しています。
それでも着る洋服にも特別困っておらず、いろいろ細かいことに拘っていただけで本当はそこまで服を買う必要もなかったんだろうなと改めて気付きました。

靴も同じです。靴もストックがかなりの量があるため、最近は服に靴を合わせるのではなく、靴に服を合わせようと組み合わせを考えるようになりました。靴がこの色でこのデザインなら服はこういうのがいいのではないかみたいな。

靴底がすり減ったり破れたりしてもう外では履けないかなと思える靴でも、靴に穴が開いていないものは、庭の家庭菜園の野菜を収穫するときに履いています。もともと捨てる予定の靴だったので、汚れても気にしなくていいですし。

衣類を買うのは楽しいのですが、飽きたからといって捨てるのは資源の無駄遣いだし、特に未使用のものは売るという選択肢もあると思います。ただ、自分で買ったものは自分で使い切ってしまいたいなという気持ちのほうが強いためこの調子で極力服や靴を買わない生活を続けていこうと思います。靴は履かないと悪くなるのは重々承知の上で。ただ、日常的に結構歩くので比較的靴の消費は早いかもしれません。

洋服や靴がほしいと思ったときはクローゼットを思い出して気持ちを戒めています。未使用の靴はクローゼットに収納しているため……。
新しいものを買うなら捨てないといけないと思えば、すっと買いたい気持ちが引いていきます。