久しぶりの投稿ですが記録のため😊


父ちゃんが目指す菜園教育勉強会をエディブルスクールジャパンの代表堀口博子さんに来ていただき行いました。



以下父ちゃんのまとめ↓

菜園教育勉強会レポート//

先週末、子どもたちの教育環境に菜園や料理を取り入れるための勉強会を開催しました。

コロナ対策のもとお集まりいただいた皆様、ありがとうございました。ご参加の皆様から頂いた感想をまとめましたので、よろしけばご参照ください。シェアも歓迎です。

◎より詳しくご覧になりたい方がいましたら、ワード文章もあるのでご連絡下さい。

また今回は、コロナ対策の為に内々での開催となりました。

今後よりオープンな機会を設けたいと思いますので、その際はよろしくお願い致します😊。

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「菜園教育のはじめ方」

〜エディブル・スクールヤード・ジャパン代表堀口さんとの勉強会〜

開催趣旨

公教育に菜園を取り入れる勉強会を開催します。コロナの影響やタブレット端末の導入で学校教育に大きな変化がある中、それに応じて実際に土や仲間とリアルに接する五感を通した授業が今まで以上に必要不可欠になると思います。

今回は、エディブル・スクールヤード・ジャパンの携わる東京、岡山、沖縄、そしてアメリカのアカデミーのお話を伺いながら、菜園教育を始めるためのポイントや、活動を広げる為のヒントを探っていきたいと思います。
 

【目標(GOAL)】

◎菜園教育に関心の高い方同士が知り合える。
◎学校との繋がり方のヒントを得られる。 
◎(今後企画したい)定期的な事例発表会へ向けての仲間づくり。
 

【講師(メインスピーカー)】
エディブル・スクールヤード・ジャパン 代表 堀口博子

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~以下感想~

開催レポートと感想の共有  作成 君島(茂木町)

日時  2019年9月19日(日) 14:00~17:30(30分延長)

会場  「月noco」 
〒321-3707 栃木県芳賀郡茂木町大字小深1362


稲の収穫期真只中の忙しい時期であったが、栃木県内各地から20名を超える参加者とスッタフが集い、充実した学びの時間を過ごすことができた(参加者19名・スタッフ5名)。堀口博子さんにアメリカ各地や愛和小学校の菜園教育のお話しを伺うとともに、参加者同士の質問やヴィジョンも共有(一人一人の発表とポストイット記入形式)。地域の子供たちが育つ環境をより良くしていくための方法について、希望となる様々なヒントを得られた機となった。

 開催前に設定した目標である、「1.菜園教育に関心の高い方同士が知り合える。」、「2.学校や地域との繋がり方のヒントを得られる。(先生任せにしない、「地域」での教育環境づくりを目指す。)」、「3.(今後企画したい)定期的な事例発表会へ向けての仲間づくり。」についても、概ね達成。

 次の課題は、関心の高い仲間を増やし、「なぜ取り組むのか?」「何を大切にするのか?」を確認しあい、一歩一歩楽しみながら行動に移していくことだと感じている。(継続的に県内での事例発表会を行っていきたい)。

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① 【マインドフルイーティング「栗」】




※ワークショップ感想

ひとつの旬の食べ物を、全身の五感を使って味わう食の瞑想。今回は、地域の年配の方がプレゼントしてくれた「栗」を焼き栗にして味わった。

~感想~※ポストイットより

「ぎっしり詰まっている!」・「優しい甘さにほっこり」・「茶色がきれい」・「外側がもちもちとしていて美味しい」・「森の動物たちにも分けてあげたい」・「いのちのはじまりの一粒はほんのり甘く、たくさんの栄養が詰まっているのだろうな~!」・「久しぶりに一個をあわてずに食べました。自然の甘さを思いました。」・「栗ってとろけるものだったんだ!」・「栗をもったらグ~ッとおなかがなった。」・「においをかいだらとうもろこしの絵が浮かんだ」・「殻に入っている映像が浮かんだ」・「どう焼けばこうなるの?美味しいです」・「なんておいしい栗なんだろう」・「皮が食べられたらよいのに」・「小学生の時に家に帰ってから食べた栗の味を思い出しました。」・「栗の林を走り回りたい」・「栗をむく音の気持ちよさを感じました」・「ほんのり甘い」・「自然の味、自然のにおいを感じた」・「じんわりあたたか甘い香り」・「あたたかい」・「フォルムがかわいい」・「音が気持ちいい」・「子どもたちのおやつに添加物のない栗やさつまいもを」・「自然の甘み」・「温かさに幸せを感じる」・「薄皮が剝きづらい」・「香ばしい!」・「大豆の香りに似ている」・「剝き方に性格が出る」・「甘くて香ばしくて秋の味」・「一つの栗とじっくりと向き合ってみると、すぐ近くに幸せな時間があることを知りました」・「ほっこりまあるい気持ちになりました。」・「パリパリかさかさ秋の音」・「今年初の栗でした。音がさくさくして素朴で優しくて秋を感じました。」・「栗のにおいをゆっくりかぐことが無かったので、全身に染み渡るにおいに癒される」・「くりそのもの。森や林の動物とわかちあえる味」・「古代の人も同じ味を味わったのかな」・「素朴で甘みがほんのり」・「皮もパリパリして美味しい」・「焼き栗久しぶりに食べた。うまみがいっぱい。」・「パリパリみんなで割って食べる音がかわいらしくて嬉しい」・「足元を見てねと栗が教えてくれた」

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② 【(勉強会を通して)心に残ったこと】

・子どもたちにとって、菜園教育がどのような影響があり、子どもたちがどのように感じているのか、愛和小学校の実例を基に知ることができたのが、自分の中で1番大きかったです。大人からの一方的な教育ではなく、子どもたちから主体的な参加であったり、菜園教育の継続を子どもたちが希望したというエピソードであったりと、菜園教育の可能性を大いに感じました。ありがとうございました。(宇都宮市・Yさん)

・ガーデンクラスとキッチンクラスがあり、 学校の授業とその3点をうまくリンクさせている点 :スタッフにそれぞれ専門がありグループで 学校菜園に関わっていること(真岡市・Mさん)

・参加者の皆さんの強い熱意を感じるとともに、栃木県内において、個性豊かな様々な形のエディブルスクールヤードが今後展開されていくのではないかと期待が高まりました。(茂木町・Nさん)

・学びの、第一に、読み書き以前にEATING を、という点が、 大変共感いたしました。 〈食〉には、 畑では土を触る感覚、虫や草花との出会い、人とのコミュニケーション、雨風やその地の風景 食卓では 料理を作るイマジネーション、創造性、 加熱や味付けのバランス 他者への配慮、思いやり 学びの土台となる要素が全て詰め込まれていると感じます。 日本の現教育には抜け落ちている点だと思っています。(市貝町・Kさん)

・お話を聴いているうちに、みんな気持ちが前のめりになっていく様子がすごく印象に残ります。 あと、なぜこんなすごいメンバーが集まったのかと思うほどの方々、それも私の大好きな方々ばかりが集まっている不思議。子どもたちの変化がすごい。無味乾燥の校庭から、たわわに実る緑のガーデンに変化がすごいですね。その中心にあるラマダがとても印象的であり、もしかしたら、子どもたちはそこに集まることにより、緑に包まれるしあわせを感じているのでしょう。 今までの小学校の校庭も後者も教室も、冷たい牢獄のような印象。そこで、いじめの体験があったのなら、尚更そう感じる。 でも、緑豊かなガーデンがあったら、次に育つ野菜や果樹に自分の未来を投影できますよね。そして、土の上、太陽の下では皆が平等。大人も子どもも経験値も平等。 ステキな活動をご紹介頂き感謝です。(宇都宮市・Mさん)

・博子さんが 茂木へ向かう道中の風景を見て、 各お家の庭をみんな豊かに作っていて この土地でESYをやる意味を考えたことについてお話ししてくれた事。(茂木町・Iさん)
・皆で静かに栗の音を聞きながら行った食べる瞑想、Ramada(ラマダ)という言葉。(益子町・Nさん)

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③ 【堀口さんや自分以外の参加者に質問したいこと】

・今後の菜園教育の理想的な展望や、それを実現するために克服するべき課題を教えて頂きたいです。(宇都宮市・Yさん)

・堀口さんを通して、栃木県内のエディブルネットーワークを確立とともに、勉強会や情報交換の場をこれからも継続して欲しい。(茂木町・Nさん)

・5年先、10年先、30年先、社会や地域がどうなっていたらいいと思うか。(茂木町・Nさん)

・現在、総合的な授業の枠を使っての講義とのことですが、 他教科との連携授業があったら教えて欲しいです。 (国、算数、美術、など)(市貝町・Kさん)

・見学に行きたいです。 あと、私も農業研修をしながらお手伝いしたいです。(宇都宮市・Mさん)

・今回集まったみなさんのお話を聞いて、 どんな可能性を感じたかお聞きして見たいです。(茂木町・Iさん)

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④ 【これから行動に移すこと】

・いつ実現できるかはまだまだ見通しが立ちませんが、今まで色んな世代の子どもたちと触れ合ってきた経験を活かして、農業・食と結びつけた活動や触れ合える場所を提供したいと考えています。(宇都宮市・Yさん)

・幼稚園や学校で 大豆の栽培をしたい、 収穫した大豆で 味噌作りのワークショップをしたい(真岡市・Yさん)

・現在取り組ませて頂いている茂木小学校での大豆栽培を茂木町内の様々な世代に間口を広げて、中山間地域の休耕地や耕作放棄地を利用したシェアする農業の確立!エディブルSATOYAMAヤードを各地で展開して行きたい。(茂木町・Nさん)

・意識醸成のためのダウンミーティングをセットする。(茂木町・Nさん)

・まずは小学校のボランティア登録をし、 畑活動や調理面のサポートに入れたらと思います。 また近隣で活動される方のサポートにも入る機会があれば参加したいです。 また、自分の畑で食農イベントもやっていきたいです。(市貝町・Kさん)

・それぞれの地域でやっていく手もありますが、まずは、モデルとなる茂木地区で一つの学校でやってみて、それから、それぞれの地域でやるとか?茂木地区はすでにやっていますね。(宇都宮市・Mさん)

・これから行動に移す事は 自分で子供たちに関わる小さな場を作ること。 そこでは生きる力と“自然に対して開く心”を養えるような、そしてここでは“静”の部分、内側の自分を見つめる時間を用意することが役割なのかなと感じています。 そして、同時に地域の皆さんと共に子供たちに関わるいろいろな場で、自分のできることを活かせたらいいなと思います。(茂木町・Iさん)

・家の中、庭にRamadaをつくって全身で楽しんでいきます。(益子町・Nさん)

・オルタナティブを創る。「体感教育・人権教育・情報リテラシー教育」この三本柱でよい!
(茂木町・Nさん)

・大学のサークルで行っている自然教室と農業を繋げる(フィールドに生きている教材として活用したい。(宇都宮市・Yさん)

・将来的に築きたい農園を、自然と触れ合う場として提供したい(食、農、生き物など)(宇都宮市・Yさん)

・お店に来る子供たちに食べ物の大切さを伝えていきます。(那須塩原市・Kさん)

・農業とフリースクールとアートを繋げたい!(宇都宮市・Mさん)

・食と農を真ん中に、行政と(小山市や那珂川町で行っている)地域づくりの仕事に取り組む。豊岡市、大崎市、エディブル教育を参考に。(益子町・Mさん)

・共に育て、共に作り、共に食べる場を創造する。(那珂川町・Kさん)

・自然学校の冬のキャンプ、夏のキャンプで子供たちのご飯をつくる場に関わる。また、自分の庭を喜びの庭にして、子どもたちと遊び、一緒にお菓子をつくる。(茂木町・Iさん)

・植物と調和する。地元の木々を使ったガーデンハウスやプランターを一緒につくる。
(茂木町・Iさん)

・寂しい思いに寄り添える人になりたい。ひとりの時は、じっくり観察して考えたい。(匿名)

・直接愛和小学校に行って見て、感じてくる!小学校の娘と参加したい!そして、その結果を然るべき所に伝える。(匿名)

・種のシェアをする!(匿名)

・農や食を通じて、いのちの繋がりと自分のいのちを養うこと。「養生」を子供たちに伝える機会を創造する。旬の野菜で旬の心と身体を養うこともできる!(那珂川町・Kさん)

・農園に来てもらい(蔵を活かした場づくり)、学校へ行って、食の大切さを伝える。美しさは心を伝えられる言語!(大田原市・Nさん)

・こども会議。一つ一つ問題を解決することで地域が繋がる。(匿名)

・お店に来てくれるお客様に食の大切さを伝える。また、子どもたちに食べ物のストーリーを伝える。(那須塩原市・Kさん)
・地域を巻き込む。様々な分野に特化した人を繋ぐ。野菜作りを(国語や算数などの)必須科目と連携させる。大人も巻き込んで食育の場をつくる。(茂木町・Mさん)

・野菜の食べ方や調理の仕方を伝えたい。(匿名)

・今年からはじめた地域の小学校との稲作授業の稲刈り、脱穀体験をより楽しんでもらえるようにする。また、栃木県内の各地の菜園教育の実践プレゼン会の機会をつくる。(2021年年末)(茂木町・Kさん)

・医療の前に食がある!医療関係者に食の大切さを伝え、一緒に取り組んでいく。(匿名)

・『Ramada』をつくろう!まずは大人が楽しんでいる姿を見てもらうのが良いと思うので、
毎日の暮らしの中で、「楽しい」「美味しい」「美しい」「つながる」を料理や掃除の中心に
おきたい。そして、一緒に創ったり、笑ったり。(益子町・Nさん)

以上

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最後まで読んでいただきありがとうございました😊!