地球2020のブログ -2ページ目

地球2020のブログ

環境に関する世界のニュースをお知らせします

1千4百万トン以上のプラスチック廃棄物が海底に!

 

研究者によると海上の30倍以上のプラスチックが海底に溜まっており、

それ以上のプラスチック廃棄物が陸地に溜まっているであろうとの見解。

 

新しい研究に基づく推定によると、幅5mm未満のプラスチック片が少なくとも1千4百万トン以上が

世界の海の底にある可能性があります。

 

3 kmの深さからの海底堆積物の分析によると、海に浮かぶプラスチックの30倍以上のプラスチックが

海底にあることを示唆しています。

 

オーストラリアの政府科学機関であるCSIROは、グレートオーストラリア湾の南海岸から

約300km離れた6つの遠隔地で採取された海底の堆積物を収集して分析しました。

 

研究者らは51のサンプルを調べたところ、水の重量を除外した後の堆積物1グラムに対して

平均1.26個のマイクロプラスチック片が含まれていることを発見しました。

 

マイクロプラスチックは直径が5mm以下であり、ほとんどの場合、大きなプラスチック製品が

さらに小さな断片に分解されたものです。

 

国際的な課題は世界中の川や海に流入するプラスチックの流れを食い止める事です。

 

CSIROの主任研究員であり、Frontiers in Marine Scienceジャーナルに掲載された

研究の共著者であるデニース・ハーデスティ博士は、

 

「このような遠隔地や深い所でマイクロプラスチックを見つけるということは

世界のあらゆる場所にプラスチックが蓄積されていることを示しています。」

 

「これは、水の流れる所ならプラスチックの破片はどこにでも見つかるという事を意味しています。

これにより、私たちが住んでいる世界とそこでの消費者の習慣が最も手付かずの場所と

見なされているような大自然の場所にさえ与える影響について考える必要があります」。

 

「青い海原を大きなゴミ箱にしてはいけないのです。

今、ここでこの問題に早急に対処する必要性を示すこれ以上の証拠はないのです。」

 

2017年3月と4月に、海岸から288kmから349km離れた場所で、

深さ1,655メートルから3,016メートルで掘削されました。

 

ハーデスティ氏は、プラスチック片が何年前に製造されたものであるか、

またはそれらがかつてどのような種類の物であったかを知ることは不可能であると述べました。

 

しかし、顕微鏡下での破片の形状は、それらがかつて消費された製品であったことを

示唆していると述べています。

 

この研究では、堆積物サンプルで見つかったプラスチックの量を推定し、

他の組織の研究結果と照らし合わせた結果、1440万トンものマイクロプラスチックが

世界のあらゆる海底に蓄積されていると結論付けました。

 

これは飛んでもない数字に見えるかもしれませんが、毎年海に入る可能性のある

プラスチックの量に比べると少なく、9月の調査によると、2016年には1900万トンから2300万トンの

プラスチックが川と海の両方に流れ込んだと推定されています。

 

サイエンス誌の以前の研究では、毎年約850万トンのプラスチックが海洋に流出すると推定されています。

また別の研究では、海面に25万トンのプラスチックが浮かんでいると推定されています。

 

最新の論文では、海底のマイクロプラスチックの重量の推定値は、

海面にある可能性のあるものの34〜57倍であると述べています。

 

ハーデスティ氏は、見積もりの数に不確かさはあるが、

それらは入手可能な最良の情報に基づいていた作成されたものですと述べました。

 

これらの情報は私たちが議論する際にどれぐらいの規模で考えなければならないのかを

示唆するためにはとても有用です。

 

しかし、海底のプラスチックの量は、放出されているすべてのプラスチックと比較してみると少なく、

それは深海の堆積物が現在プラスチックの主要な最終蓄積場所ではないことを示唆しています。

 

おそらくプラスチックの大部分が実際には海岸線に蓄積されており

 「海よりも陸に閉じ込められているものがはるかに多い」と予想されます。

 

15年間プラスチック汚染を研究してきた西オーストラリア大学の海洋研究所の海洋生物学者である

ジュリア・ライサー博士は、海洋科学コミュニティは、プラスチックがどこに行きついているのかを

見つける事に躍起になっていますと述べました。

 

プラスチックが海洋生物に与える潜在的な影響を理解するには、複数の科学的手法が必要です。

より大きなプラスチックは野生生物を巻き込む可能性があり、マイクロプラスチックやさらに小さな断片は

プランクトンからクジラまでの一連の種の体内に入り込む可能性があります。

 

彼女は、新しい研究は世界的な取り組みへの重要な貢献であり、オーストラリアからの

深海データを将来の研究のために世界中の他の研究と組み合わせて、

より正確な状況を把握できることを望んでいます。

 

ライサー博士はさらに、海藻を基本材料として使用して新しいプラスチックを調査するための

新しい組織を設立しました。

 

「海洋プラスチックの最終着地点は深海だと思いますが、私たちは平衡状態にはほど遠いです。

私たちが千年先を旅することができれば、そのプラスチックはゆっくりと断片化し、

海岸線から取り除かれるでしょう。」と博士は述べられました。

 

70か国以上の指導者が9月に、2050年までにプラスチックの海洋への侵入を阻止するという

目標を含む生物多様性の損失を逆転させるという自主的な誓約書に署名しました。

 

誓約書に署名しなかった主要国には、米国、ブラジル、中国、ロシア、インド、オーストラリアです。

 

記事本文はこちらから

 

10月5日の記事