丸一日、あらゆる情報を体に受け、まとまったことは、これだけ。


 ○ポジティブな気持ちになってもらえる行動をすること。
 ○現時点での支援の形は「金銭」が最適。



 自分の能力不足に気が滅入りそうになるが、そうも言ってはいられない。


 ○トルコが100億円の災害援助
 ○2日ぶりに15㎞先の洋上から生還
 ○被災者自ら炊き出し、励まし合う。
 ○情報の取れない場所の道を作るために、作業員が尽力
 ○陸からアクセスできない地域を海から支援するため、該当地域の港を優先的に補修。
 ○電力不足を補うため、大手の工業企業が生産ラインを停止している。

 

 ポジティブな情報はたくさんある。しかし、残念ながら私が立っている「外国為替」の世界では、心ない輩が多数いる。阪神のときもあったそうだが、詐欺、火事場泥棒、ボランティア・被災者女性への性的被害、不正確な情報の拡散、緊急車両の通行の妨害、政府・メディア・現場で活動する人々への誹謗・中傷、何も生み出さない批判など、いずれも現時点では、何も生まないどころか、大きく足をひっぱる行動をする人間がいる。



 こういった人間は、「自分は役に立てない。だから奪い、相手を貶める」ことを考えている。残念だ。



 被災したら、こういった人間であっても同じように支援する。それは、自分の心が悪い感情にとらわれないようにするためだ。


 ただ、上記のような人間は、与えられたものを素直に受け取れるだろうか。「ありがとう。」と、笑顔で言えるだろうか。取材している記者に「よかったら一つどうぞ。」と、被災した自分のおにぎりをあげることができるだろうか。




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 「金銭」の支援については、物資の輸送が難しい中、金銭なら現場近くで引き出し、物資を集め分配できる。 


 被災地から離れた私にできることは、最初に書いた2つのことである。

 

 普段は「雑音」として無視するが、ネット上で不道徳な発言をする輩を徹底的に叩きつぶす。支援するための資金を、自分のスキルを使ってしっかり稼ぐ。




 明日から相場の世界では大変な動きをするだろう。それでも、私は利益を上げるべく手を尽くす。嘆いたところで被災者は救われない。行動する決断を鈍らせてはいけない。今この瞬間も現状から目を逸らさず「学ぶ」必要がある。もてる力を自覚することはもちろん、どんどん磨いてより大きな支援ができる力を得るように努めなければならない。



 寒く光の無い夜がまた来る。