余命1ヶ月の花嫁(TBSテレビ報道局編)、読みましたよ。

 イベントコンパニオンをしていた長島千恵さんは23歳だった2005年の秋、乳がんの診断を受けた。

 ちょうどその頃赤須太郎さんから交際を申し込まれ、悩んだが「一緒にがんと闘おう」という言葉に動かされ、交際がスタート。

 しかしがんの進行は止まらず、翌年7月に乳房切除の手術を受ける。

 それでも治ると信じ、SEの資格を取り再就職し、次第に病気のことは忘れていった。

 ところが、2007年3月、胸膜、肺、骨にがんが転移していたのが判明。そんな千恵さんのある願いを叶えようと、太郎さんと友人たちは......。

 千恵さんは自分のがんがどんどんひどくなっていくのに、いつも前向きに、治ると信じてがんばっていた姿に胸を打たれました。


 そしてチャペルで結婚式を挙げるシーンはとっても感動しました。

 千恵さんは最後まで人を愛し、人に愛されて、人を支え、人に支えられた人生を生き抜きました。

 今、自分が何気なく平凡に暮らしている日々が、とっても幸せなことなんだなぁとつくづく感じ、命の大切さを改めて考えさせられた1冊でした。

 みなさんにもぜひ読んでもらいたいです。

 5月9日から映画も公開されています。