純粋なポエムみたいなもの
いつもの厨二な感じからではなく
厨二なポエム
意味は、きっとない
『あの日』
何かが見えてる気がしていた
彼女は叫んでいた
彼には何も聞こえていなかった
彼女は叫んでいた
彼には何も届いていなかった
彼はわかろうとした
彼女は震えていた
彼はわからなかった
彼女は突然叫びはじめた
世界にヒビが入っていた
彼は恐れた
世界はどこかへ向かっていた
彼は恐れた
空はどこまでも澄んでいるのに
すべて吸いこむように
雲が覆うこともなく
照りつける日差しの元
空はどこまでも終わりはなかった
彼女は何をした
彼は何をした
どこまでも澄んでいようとした
「きれいだね」
日差しの元で彼は言った
彼女から零れ落ちたのは
汗か
涙か
血か
彼には何も見えていなかった