2〜3年前でしたか、３月下旬にこの辺りをぶらぶらしていて見つけた喫茶店です。
千鳥ヶ淵の桜を期待して来たのですが、早すぎました。
その時は前を素通りして、別の場所でお茶を飲みました。
お店が開いてなかったように見えたし
一見で入るにはなんとなくディープ過ぎた。
そんな感じでした。
以前の職場に近かったのに、当時は全く存在に気づきませんでした。
大通りからは引っ込んでいて、オフィス街だけれど外れにある感じ。
こんなところに！という意外さがあって、印象は強かったです。
入ってみると、近くのサラリーマンの行きつけという感じでもないし、国立劇場のお客さんが立ち寄りそうな感じでもない。
近隣の出版関係の人が来そう、または国立劇場に出入りされている役者さんが行きつけにしていそうな雰囲気です。
店内には、寄席や舞台のポスターが貼られています。
マスターとママさんからも、なんとな〜く舞台や役者さんの匂いがします。
マスターが淹れてくださった、舌にビリビリ来るような濃いコーヒー。
そういえば、私はこういう味が好きだったなと
思い出しました。
マスターの背後の壁にはたくさんのカップが並んでいて、好みの器を選ばせていただけます。
平河町店となっていますが、他に系列店がある様子はないです。
こちらほどツウっぽくないけれど
似たような茶色っぽい設えの喫茶店が、麹町と紀尾井町にあり、むかし何度か入りましたが、今は検索してもヒットしないので、なくなってしまったのでしょう。
実はこちらに来たのは今年の３月で、少し満開が早かったので、もう桜は散り始めでした。
この近くで働いていた頃にも満開の桜を見たことはなくて、この日が初めてでした。
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