先月中頃、友人の展示を日本橋に見に行き、
これなら、ランチタイムに170円プラスで付くのなら、付けた方がいい。
意外に話し込んで遅くなったので、食事して帰ることにした。
お盆明け間もなくで開いている店が少ない上、短縮営業で大型商業施設は店仕舞いをしていた。
仕方なく神田駅まで出て、開いている店を探すことにする。
すると「Bistro ひつじや」という店が視野に入った。
本当はこの辺りでかなり本場っぽい「味助」という中華料理店に行きたかったが、少しわかりにくい上、辿り着けても開いているかわからない。
なので、羊が食べられればここでもいいかと思った。
店内には1組だけ先客がいて、スタッフはインド系らしい人々だけだった。
メニューを見ると、ドリンク類はかなりお安め。
で、シャーリーテンプルというノンアルコールカクテルを頼んだが
すごく不味い(笑)
なんというか、芳香剤っぽい。
料理メニューは種類が多くて、他所では見かけないようなものも多い。
ひつじやサラダ、みたいな名前だったかと思うが、ラム肉のステーキが乗ったサラダ740円。
トルコ餃子、みたいな名前だったが、中には羊のミンチと半熟卵が入っている。
その実、卵はほとんど生。
でも皮はパリッとしているし、アツアツで結構美味しい。680円。
これはモンゴルの焼売だそうな。
肉はたぶん羊で、かなりワイルドな味。650円くらいだった。
あまり炭水化物は無くて、ちょうどいい量だったが、少し物足りないのでチコリコーヒーを頼んでみた。
実は以前、カルディでインスタントのチコリコーヒーを買ったところ、悶絶するほど不味かった(笑)
チコリコーヒーは、第二次大戦中にコーヒーの代用としてフランスなどヨーロッパで飲まれていたらしいが
チコリらしく苦味があるのはいいとしても、
私が買ったものはプラスチックのような匂いがついていた。
本当のところはわからないが
チコリコーヒー自体が匂いの吸着剤になってしまっていると思われた。
でもこちらのお店の食べログのレビューを見ると
お昼にこのチコリコーヒーとデザートをすごいサービス価格で付けていて、
コーヒーというよりミルクティーのようだと
好評なようである。
で、もしかしたら失敗かも知れないけれど
うまくいったらオトク(ただ夜価格なので、安いわけではない)かもしれない
そんなダメ元でトライしたところ
これが案外いけた。
少なくとも、いつかのプラスチック臭さはなく
ほのかな苦味で、ミルクを入れれば薄いミルクティーのようだ。
他の食事メニューも美味しかったが
チコリコーヒーのやさしい味が一番印象的だった。
なぜこんなに美味くなっているのかはナゾ。