毎日、お仕事でお年寄りの方々に接していると、さすが人生の先輩とこちらが学ぶ事も多く知識の宝庫みたいな人も、多々いらっしゃいます。

オセロの達人の97歳の方と1戦交えて、勝てた事はありません。

週に１度のパソコン講座では、皆、御自分のラップトップを持ち寄り、葉書作りに熱が入ります。

壁には、素晴らしく仕上がった刺繍やパッチワークが飾られています。

でも………

知識や能力に恵まれていても、やはり高齢になれば足腰が弱くなってきます。

車からの移動、トイレに行く時はスタッフが介助させて頂きます。

………未熟者なので、とっさにかける言葉が見つかりません。

だって、90歳を超えた方に他に何と繕えば……?

白々しいお世辞は出てこないデス。

ばぁばである私がとやかく言う事ではありませんが、自分があばあちゃんだと自覚している方は少ないです。

よく、施設の食事の席で、お隣の席の方に

"おばあさん"

と声を掛けて怪訝な顔を返されている場面のおばあさんを見かけたりします。

人が年を取ったのは判るが自分自身の時の流れに気が付かないのは、お年寄りに限らず妙齢の方、中年期の方にも見られますね。

電車やバスで席を譲られて、怒って断わる人なんて、ズバリこのパターンですね。

ちなみにもし、席を譲られたら私は喜んて座らさせて頂きます。

まだ還暦前ですが…

白髪だらけの旦那の波平は、時々譲られちゃいます。

"せっかく座っている席を譲らさせるのは申し訳ない"

と言って最近は乗車する時に優先席方向に向かうそうです。

考え方も、心持ちも、人それぞれですね。

夕飯は麻婆豆腐、シーフードと野菜のあんかけ、胡瓜の漬物、シジミの味噌汁デス

白米盛り過ぎやろ！

おばあちゃんは自分をおばあちゃんと思ってない