皆さん、こんにちは。今日はとても暑いうえに湿気がすごく、扇風機しかない私の部屋は、もはやタイとかインドネシアのような熱帯雨林気候で、ただパソコンの前に座っているだけで、のどが渇き、汗が止まらないので、冷凍バナナ3本、あずきバー2本、ストレート紅茶を4リットルというサイクルでなんとか乗り切っている今日この頃です。正直、コロナより干からびてミイラ化する確率のほうが圧倒的に高いのは気のせいでしょうか。もう、ひんやり枕が冷凍庫から出して2時間ほどでぬくーい枕に変わります。これだけが私を救うライフラインです。電気がなくなったら、最後には動物園の白熊が持っているようなでっかい氷の塊を誰か送ってください、クール宅急便、送料は皆さん負担で。

 さて、そんな常夏の話は置いておいて、今日、通っていた就労移行支援事業所を卒業いたしました。「就労移行支援」という分類の事業所は2年間という期間の縛りがあり、今日がその最終日だったのです。本当に2年間、正確にはオープンする3か月前からお邪魔していたので、2年3か月になりますが、本当にたくさんのことを教えていただき、学ばせていただき、心より感謝しております。本当にありがとうございました。

 決して、事業所のかたから宣伝しろとか言われていません。こういうといよいよそう思われるかもしれませんが、まあ仮にそうだとしても、本当に感謝しているのは事実なので、少し宣伝しておきます。やっぱり…というツッコミはなしでお願いします。そして、以前に事業所のやり方に不満を書いていはいますが、基本的には感謝しているのでですね。あのときはあまりに仕事がなくてイライラしていたということで夜露死苦!

 こちらは福岡市南区清水にある「合同会社MICHISIRUBE-FUKU(みちしるべ・ふく)、チームハーネス作業所」という事業所です。わかります。名前がクソ長いです。2年通っている間に、ここの紹介をいろんな人にしてきましたが、ほとんどの人が正確に理解されないことがほとんどでした。役所に説明する時にもそうですし、何よりここの管理者が電話に出る時に社名と名前を名乗るのですが、大体3分の2の確率でかんだり、しどろもどろになっているのをよく聞きました。やはり、名前というのは大事だなと感じています。

 というか、名前事態は創立者の想いがあるので、それ自体は良いと思うのですが、ただこれ、全部言わなくてもいいのではないかなと、ずっと思っていました。私が仮に社員だったら入社して2日目ぐらいの電話で挫折するかダイゴみたいに「お電話ありがとうございます。合同会社MFTです」などと言っていたでしょう。ばれないように小声で。

まあ、名前はともかく、内容はとてもアットホームな場所で、通っている利用者の半数が視覚障害者です。そのうち、軽作業をするB型事業所、パソコンを中心とした就労移行支援事業の2タイプが併設されています。その中でパソコンを行う視覚障害者は全盲では私だけ、ロービジョンと言われる弱視のかたが数名という感じでした。軽作業のほうには視覚障害者は全盲・弱視合わせてかなりおられます。この状況で、例えば軽作業のほうが忙しくて、パソコンをやっているかたが軽作業のほうに駆り出されることもしばしばあるのですが、私に関してはそのケースがこの2年間で1度しかありませんでした。それほど、私のパソコン習得に気を使っていただいたのだなと感じています。それか、そのたった一度の作業で相当な大ポカをやらかしていたのか…後者でないことを祈るばかりです。

 さて、その2年間で私がパソコンでどのようなことを学んだのかをざっくりと書きます。
・音声読み上げソフト「NVDA」の習得
その音声読み上げを用いて
・windowsの基本操作・設定全般
・インターネット検索
・インターネットに伴うウェブブラウザの操作
・amazonなどのネットショッピング
・ダイレクトバンキングサービス
・Word・Excel・Outlookなどのオフィスソフトの習得
・その習得により、日商PC検定文書作成(Word)2級、データ活用(Excel)3級取得
・その他のメールソフト、zoom、SKYPEなどのビデオ通話ツールの使用・設定
・html・cssを用いた簡単なホームページ作成
・ツイッター・facebook・YOUTUBEなどのSNS開設、操作
・YOUTUBEの動画撮影・投稿・設定
・履歴書・職務経歴書などといった「フォーマット書類」のダウンロード、作成
・専用ソフトを用いてのホームページのアクセシビリティチェック
・自分のホームページをアップロード
・クラウドワークスやランサーズといった「お仕事マッチングアプリ」への登録、お仕事の受注
・チャットワークを用いてのやり取り
・グループウェアを用いての出退勤管理、メール送受信、管理
・e-ラーニングによるビジネスマナーの習得
・パソコン全般のメンテナンス
・iPhoneの基本操作から応用
 いや、すいません。書き出してみたら思った以上にあって…。もちろん、これ以上に細かい内容がたくさんあるわけですが、ここらへんにしておきます。そしてこれらのことを習得して、その結果、営業メールの送信代行業務をこれから先受注させていただいたり、それとは別に私自身が音声を文字化する「文字起こし」の会社に臨時ライターとして登録が認められ、案件ごとに受注して報酬をいただくという請負型のお仕事をこれからやっていくことになりました。

 言い訳になるかもしれませんが、はっきり言って前回のここでの発言のように、コロナで就職氷河期ど真ん中なわけで、その中で視覚障害者が就職という形はかなり困難です。なので、今はこの形でゆるーりとお仕事をさせていただきつつ、並行して就労も目指すという形で、これから進むことになりました。

 ありがたいことに、今日で契約が終了した私に、こちらの事業所のかたたちは継続して私の就労をサポートすると言ってくださいました。事業所にとって得なことはないというのに、本当に感謝しかありません。

 そもそもこの事業所の署長さんと管理者さんはこの事業所を立ち上げた時から「視覚障害者のために動きたい、お世話させていただきたい」という信念があり、これは私が最初にお会いした2年3か月前から現在に至るまで何一つ変わりません。職員さんが17時に帰ったあと、この2人が夜遅くまで作業をされ、さらに管理者に至っては夜中まで残られているのを知っていたので、夜の10時ごろに差し入れでピザでも着払いで送ってあげようかなと何度か思いましたが、すぐばれそうなので実現にはいたりませんでしたが。

 こういった障碍者施設の中には、自分の利益や会社の利益だけを追求して、利用者のことなどお構いなし、外車を乗り回して贅沢三昧という人も多くいます。俗にいう「障碍者ビジネス」というやつです。そんな中、こちらの事業所は自分や会社の利益よりまず「利用者さんが少しでも有意義に、楽しく、働いて、できるだけたくさん儲かればいい」という思いで動いておられました。いろんな仕事を探して、しかし事業を立ち上げたばかりでどうやって視覚障害者に教えるか、みんなが楽しくやりやすいようになるか、常に考え、迷い、失敗してを繰り返して、さんざん苦労して、今日まで動いていただいていたのだなと思うわけです。

 また、「福岡市なんとかかんとかなんとか協会」という、これもまさに形だけ、障碍者のことなど度外視、役員たちの利益のことしか考えてない、動かない、そんな「本当はともに手を携えて協力し合っていけるはず」のウンコ協会や、先述したような会社の利益しか見ていない事業所、それにズブズブな議員…それを反面教師として、そんな障碍者を取り巻く状況に一泡吹かせたいと今日もまた頑張っておられるわけです。

 なので、私もぜひ、就職して事業所の実績として宣伝できたら少しは恩返しになるかなと、ここまで2年3か月、毎日パソコンに触れてきました。触らない日は本当に1日もなく、常に何かの作業や調べもの、勉強や復讐など、いろいろとやってきました。それでも2年間という期間ではかなわなかった就労。確かにかないはしませんでしたが、それでも私の人生において、とても大きな財産となりました。

 一番の財産と思っているのは「まず自分で調べること、動くこと」です。ここに来た当時は、何か分からないことや壁にぶち当たるとすぐ人に聞いていました。もちろん視覚的なことはある意味仕方ないのですが、パソコンに関することや言葉の意味、操作の方法などありとあらゆることを「すぐ聞いて」いたのです。

 しかし、そのような情報は、いまやインターネット上にあふれています。つまり、インターネット検索さえできれば、ほとんど分からない、解決しないことはないと言ってもいいでしょう。だからまず「調べる」、調べて、自分で扱って、考えて、それでも理解できないことや視覚的なことを聞く、教えてもらう。このことにより、私の情報世界は、目が見えないことなどものともしないほどに、確実に広がったのです。そして、その広がったぶんだけ、たとえ視覚障害者であろうと、進んでいける選択肢、道が無限に広がっているのです。ああ、だから「MICHISIRUBE(みちしるべ)」であり、「FUKU(福)」なのだなと思っています。

 ですので、皆さんの周りに視覚障害者がおられて、日々の生活で困っておられたり、「なんとなく楽しくなさそう」と気になる人がいたなら、ぜひこちらの事業所を教えてあげてください。なぜかと言うと、ほとんどの視覚障害者はこのような施設があることや行政のサービスなど、とにかく「情報がない」、「情報を知るすべがない」のです。失明して手術して視覚障害者になったからといって、病院も役所もこういうサービスがあるということを率先して教えてくれないのです。そんな視覚障害者ビギナーの救いになれたらいいなと私も今思い、これからも動いていけたらと思っています。どうぞ皆様、世の視覚障害者のためにご協力をお願い申し上げます。さすがに住所や電話番号など記載すると、なんか法に触れそうな気がするので、皆さんホームページを調べてみてください。

 うわー…めっちゃ宣伝だ!(笑)。本当は感謝の気持ちを伝えたかっただけなんだけど…。まあ、これだけ書いておけば、冬のお歳暮にカステラとかシュークリームとかキャバクラのタダ券とか…むふふ。まあ冗談です、4割ほど。

それでは、今回はこのへんで…数えたら4000文字ありました。アメブロでこんな長文書いている人、そして読む人いないだろな…。もし、読んでいただいた人には感謝申し上げます。ありがとうございました。ではまた!