術後9日目。
朝。外科の先生が来てくれた。
「外科的には経過もいいし、いつ退院してもいい。陽子線の病院にもいつでも行っていい」
「あとは一度外来で経過を見るくらい」
「退院するか、小児科に戻ってまた入院を継続するかは小児科の先生の判断」
と伝えられた。
つまり、
娘、外科を卒業??!
やった〜〜!
娘の手術、無事に完了〜〜!
生還、生還〜〜!!
(はしゃぐな)
(もちろん表面的には普通の顔)
手術は9日前に終わったんだけど、
合併症とかなく無事に日常に戻れるまで、「手術が終わった」と思えなかったのだ。
(「帰るまでが遠足です」という小学校の先生の教えをいまだに忘れていない、模範的な国民なので…)
だけど、ようやく先生のお墨付きをいただき、
無事に終わったと思えた。
今日は残念ながら土曜日。
小児科の主治医は揃っていない。
週明けに帰れるかどうかが決まりそうだ。
うん、いますぐ帰りたいな
血球がまだ少なくはあるんだけど、
血小板の輸血頻度も落ち着いてきたし
(毎日から週2回に減った!)
もう治療という治療もないんじゃないかなー
待つだけなんじゃないかなー
それなら家で待てるなー
もう3ヶ月弱、一度も病院から出ていない娘。
早く帰らせてあげたいなと思う。
(私も帰りたい)
栄養の点滴も、ついに外れた。
これで何もついていない、いつもの娘に戻った。
「みて!あるけるよ!」
「はやあるきもできる!」
娘も身軽になったのが嬉しいのか、
何度も歩く姿を見せてくれた。