子ども達を起こさないように、そうっと布団から抜け出す。


夫も起きていたようだ。そろそろと2人で寝室を抜ける。


リビングに入って電気をつける。


やっと、私と夫の2人きりだ!

1ヶ月ぶりだろう。


常に娘や息子がいるため、電話でもゆっくり話すことはできなかった。


私はすぐに夫に抱きつきたい気分だった。

そうすると落ち着いて話せるのだ。


だけどいけない。

私はお淑やかな大人の女性?なのだ。ここは静かにコーヒーを淹れよう。(インスタント)



とりあえずコーヒーを淹れたが、多分あんまり飲まずに2人でソファーに座った。



話したいことがたくさんある。

あと、これからのことが全く決まっていない。


地元に娘と息子を移すことは決めたし、転院や保育園は整った。


だけどそれからのこと(夫の仕事をどうするか、どこに住むか、娘が退院したらどうするか)


などはまっったく何も決まっていないのだ。


なのに地元への移住を決行する。

娘と私の転居、転院はもう始まっている。


見切り発車である。


だからこれからの話を今日は色々としなければいけない。


だけどあれだ。

私達にはまずは少しのスキンシップが必要だろう。