精神科医 西川ミネです。
秋深まる本日は渋谷Café 1886 at Boschよりお届けします。
私の左隣には「スタンフォード式疲れない体」を読む体育会系風貌の男子学生さん、右隣は「三日坊主にならない勉強法」なる本を広げる中年女性。皆、疲れているし、勉強を続けたい人達で日本の都会は溢れています。
私もその一人でした。おかげさまで今は疲れにくくなり、何でも割と続けられています。今日は、#1疲れないコツと、#2続ける秘訣をお伝えします。
#1疲れないために
まずは規則正しい生活です。
規則正しい生活とは何か。
(一定の体内時計リズムを決め、それに沿った生活をすること)
●最低7時間以上の睡眠をとる。(毎日同じ時刻に起床し、就寝するのが理想。週末だけ10時間寝だめをするのはかえってよくない)
●3食ほぼ決まった時間に栄養のある食事をとる。
●週2回は軽い有酸素運動プラス/または筋トレを行う。
●週1回自分の好きなこと(ご褒美)を行う(マッサージでも、ショッピングでも、飲み会でもよい)
#2 続ける秘訣
やってみること。当たり前ですが、トライしないことには何も始まらないのです。どうしようかな、と迷っているより、始めてしまいましょう。辞めたっていいのです。始めないでグズグズしている人たちよりも、前進です。
とにかくやってみる。嫌になったら辞めればいいのだから、という思いで、まずはスタートすることです。
● まず5分だけやってみよう(大げさに考えないでスタートする)
● 「今、ここ」に集中して行動する(先々のことまで考えていたら誰でも嫌になります)
● 行動内容に楽しみをみつける(楽しんだ者勝ちです!)
● 行動した自分にご褒美を与える(人間の脳は報酬系が働くと、ますますやる気がでることが科学的にわかっています)
精神科クリニックにいらっしゃる患者さんには、完璧主義者の方が多いです。
「とりあえず」やってみる、「とりあえず」やめてみる、「とりあえず」休んでみる、「とりあえず」キャンセルしてみる。
このような「とりあえず」の精神で物事をすすめることができない人が多いです。簡単にいうと、真面目な方が多いのですね。
いったん決めたことを白紙に戻すことは、確かにエネルギーが要ります。でもまたプラン変更はいつでも可能です。
物事を続けるには、確かに強固な意志が必要なのは確かですが、同時に柔軟な心がないと物事は継続しにくいと思っています。つまり、ゴールは決めるのは正しいのですが、ゴールに辿り着くまでの手段は、状況によって変更していく判断力、つまり適応力が必要なのです。
1週間前のあなたは、今日、今この文章を読むあなたと同じですか?
あなたの細胞は刻々と変化していっています。
ゆるりと考えてみて下さい。きっと、あなたは本当に必要なゴールを設定すれば、必ず到達できると思います。
It is not the most intellectual of the species that survives; it is not the strongest that survives; but the species that survives is the one that is able to adapt to and to adjust best to the changing environment in which it finds itself.
Charles Darwin
生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。それは、変化に最もよく適応したものである。
チャールズ ダーウィン