~潤 side~
翔さんとのハネムーンの10日間はあっという間に過ぎていき…
大量の洗濯物とお土産で…
一番喜んだのは…桃で…僕に抱きつき
「じゅーん…おかえり〜潤のご飯が恋しかった。もうお腹ぺこぺこよ……えっ洗濯物と片付け?そんなのパパにさせればいいのよ。あっ潤が私を睨みつけてる…パパに相変わらずゾッコンね。私もパパの手伝いしてくるから…ご飯お願いね」
ランドリーでは桃に怒られながら…
洗濯物を洗濯機に入れてブツブツいう翔さんの声がした
今日は桃の好きなハンバーグとマカロニサラダでも作ろう
やっぱり家は落ち着く
翔さんがいて…桃がいて…
笑いがあって幸せだと思える日常がここにはある
「ママ……手伝うね。」
「桃じゃ人参洗って皮向いておいて…
えっ……今なんて言った?」
「ママ…潤はね私の大切なママよ…家ではこれからそう呼ぶからね。パパにも許可貰ったから……」
「潤はこれからは…ママだって…今までもずっとそうだったけど…そう呼びたいんだって…なんだよ…泣くなよ」
「泣いてなんかないから……玉ねぎが染みただけだから……」
そんな僕を左手で抱きしめながら
右手で桃の頭を撫でると…
「これからもずっと3人で暮らしていこうな……俺の大切な家族だから…」
完結