特選

  • 鱵釣るなんと感情的な顎

    広島じょーかーず

    選者コメント

    夏井いつき選

     鱵におけるあの下顎は恰好の句材ですが、如何せん類想も多い。が、この「感情的な顎」という表現の独自性と詩的真実味に舌を巻ました。「感情的」とは、理性を失い感情を剥きだすさま。鱵は一体、どんな感情を持て余し、あの長い下顎を持つようになったのでしょう。そんな妄想を抱きながら釣りを楽しむ俳人の存在を、愛さないではいられません

 

うお座仏蘭西に行きたし岸に鱵憂し

穗積天玲

 

うお座結ぶにはちと身の厚き鱵かな

吉川花ほっぺ

 

 

何とも言えない レベルの高さ

まだまだまだの

初級の 私ですうーん

季題のさよりは 難しい真顔

 

長田弘さんは

言葉を料理にたとえた詩をいくつか残している

 

 

言葉の揚げ方

 

自分のコトバであること

骨付きコトバであること

いらない脂肪を殺ぎおとす

油を沸騰させておいてじゅうぶんに火をとおす

 

カラっとあげることが言葉は肝心なんだ

 

 

新学期に向けて

もう一度 自分の言葉を見直してみよう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

熊の子はパンダのように愛されず

関根道豊

 

 

 

熊の出没のニュースを聞いて

ドキッとするのは

駆除という言葉

ネズミやゴキブリではあるまいし

かつては神と崇められたのに

この落ちぶれようは

別の言葉はないものか

 

句集 施無畏  から

 

四季 長谷川櫂

 

 

 

 

 

奈良の鹿も同じですね

奈良県から出たら ただの野生動物とは・・

なんだか・・・・