朝起きたら、ここ数年、そこそこ近くで暮らしているのにばったり出会うこともなく、ずっと音信不通だった甥っ子くんから、ニコLINEが入っていました。


15年前に亡くなった、私の妹の子供です。


LINEには、母が亡くなってから京都に来て、本当に色々とお世話になりましたと、私への感謝の言葉がありました。


妹の残した子供たちは、2人とも、結構早くに人生のパートナーと出会って、結婚をして今に至ります。


結婚した時点で、母親代わり(にもなれないんですが)だった私の役目も終わり、パートナーさんにバトンタッチして、そこからは離れていたのです。
パートナーさんのご家族もいらっしゃるし、もう私の出る幕もなくなったからです。


甥っ子は、まだたったの11歳の時に母親を失って、やさしくて純粋な子だったので、いろんなことを消化出来ずに長い間悩んできた子でした。


家族を持って、社会に出て、たくさんの人に支えてもらってるんだなぁと、感謝の気持ちが沸いてきたそうで、その心をちゃんと伝えないのは、自分がモヤモヤするからと思いきってLINEしてくれたのだそう。


とても嬉しかった。


私を頼って京都に出て来て、一人暮らしをはじめて。
悲しさと不安の中で、自分さがしに一生懸命だった甥っ子。


やっと要らないものが取れて、本当のやさしい自分になって連絡してきてくれたことが、私には一番嬉しかった。