組織力を高める 最強の組織をどうつくるか/古田 興司

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石井取締役の課題図書の一つ
http://ameblo.jp/hiroyuki/entry-11231090027.html

「組織力を高める 最強の組織をどうつくるか

読了しました。



内容が濃い内容だったので、

1度目は全体像を把握するために気になった箇所に線を引きながら

2度目は線をひいた箇所を中心に読みました。



本の内容としては、

「組織力」を「組織が自らを変革し結果を出していく力」と定義し、

その構成する力を、「遂行能力」×「戦略能力」と分解、

そして、それぞれの能力について深堀り、展開していく内容。


また、本書では一貫して

「組織力」を高めるために大きな鍵を握っているのは

マネジャーであると伝えていますが、

その重要性は十分すぎる程、理解できました。(おそらく・・)



企業が顧客(消費者)ニーズを的確に把握し、

組織と戦略を進化させるためには

経営層に対して、「現場」の情報を共有し

提案し続ける必要があります。



そして、その役割は「現場」と「経営層」の中間層である

マネジャーがその責務を担うことになります。


また、経営層が方向性を示したとしても、顧客と直接仕事をしている

「現場メンバー」までその経営メッセージが伝わらなければ

意味がありません。


情報の減衰を防ぎ、正確に所属組織へ共有することも
マネジャーの役割です。


情報だけを例に上げましたが、人を育て

期待を越えさせる力を発揮させることもマネジャーの重要な役割。


その上で意識しておきたい事など、含蓄ある内容は多々ありましたが

それは自分の中で一つ一つ意識し、血肉化するまで

繰り返し実行するしかありません。




この本を読んで特に思ったのは、短期的視点で

目の前の仕事にコミットして「組織成果を出す」というのは

MGRとして最低条件且つ、最優先事項ではあるものの、


一方で、


経営課題を自分化させ、中長期視点で物事を判断し、行動し

そしてメンバーも育て、


「組織成果を継続的に出し続けられる」組織を自分が創れるように


ならないと、組織もそして自分も成長が止まってしまうな、という危機感。


GW明けから、本書の内容を意識して、どんどんアウトプットして
行動していきたいと思います。