現展、12/1に終了いたしました\(^o^)/

ちょっと燃え尽きてしまい、ご報告が遅れて申し訳ありません。。

今回は、夏からアーティストの寺沢拓也さんの研究生として迎えていだだき、アドバイスを受けながら中部現展に向けて作品制作に励みました。

寺沢さんはアクリル画を描かれてて、元から作品のファンだったのですが、寺沢さんの教室でアクリル画を学ぶというよりは版画を深めたかったので、ここまで独学でやってきました。

ですが、偶然6月の展示にお邪魔したときに、
個展などで活動している作家向けにも研究生という形として2名の方がそれぞれの個性を活かしたアドバイスを受けながら現展に向けて制作しているという話を聞きました。
それで、自分でもちょっと新しい方向性を考えたい時期だったのでお願いすることにしました。

最初の打ち合わせでは
版画作品を絵画ではなく、工芸部門で出品する。という話で、

えっ?工芸の版画って、どういうこと???
と2カ月の間悩み抜き、分からないなりに
いま自分が表現したい構図を作っていきました。

その下絵とともに、
今までの作品の版木を用いて土台を作るという
アイデアにビックリ。斬新。。。
でもそこから火がついて、アイデアが湧いてきました。

入選した作品は、「パンドーラ」というタイトルにしました。

1番上の版画は水性木版で、90✖︎65センチです。
火の鳥や、日本の伝統についてなどをモチーフで
構図を作りました。

下の版木と組み合わせた時に、
子供(私は中性的な男の子をイメージしていましたが、皆が女の子に見えるみたい)の下の人物の頭がおっぱいに見えたり、
版画の富士山の頂から版木の炎が出ているように見えたり、
そういう想定してなかったミラクルが起こった時に、不思議とこれで良かったんだな。と思えてきました。

現展では画家の先生に講評いただいたり、
入選以上の賞は逃しましたが、
作品の斬新さなどについて評価いただきました。

この作品を見て、
私が表現したかったものって何かな?
と改めて考えてみると「自己開放」という言葉がしっくりきます。

他の作家さんに「何を開放したんでしょうね。」と聞かれて、その時は女性性かもと話しましたが
まだまだありそうな気がする。

なんだか火がついてしまった感じです。
とにかく制作が楽しかったものだから、
まだまだ、もっと、表現がしたい!というような。

今は、まずは身体を休めつつ、
版画の制作を少しずつ進めながら、
また次の作品について考えたいと思います。