個展最終日に、アート愛好家の方が会場にいらっしゃいました。

DMを見て、気になって来られたとのこと。

それで質問を受けたのですが、
何故この会場を選ばれたのですか?
ということでした。

それは私の内で、こだわり、というか理由がありまして。。

いくつか会場を回ってる中で、どこも素敵だったのですが、特に打ち出したい作品が合わないな。というのが気になっていました。

こだわりの作品たちを「invitation」の肝にしたいと考えていて。
逆に、バラバラの作品群のなかで、肝になるものさえ合えば、きっと大丈夫だろう。という考えもありました。

そういった作品たちが
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「対決」と、

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「用心棒」でした。

私の内で、特に緊張感と集中を要した作品です。

作中の人物と同じ気迫で作らないと、
描きたかったものが表現できないなと思い
ものすごくテンションを張り詰めました。

自分に足りてない部分だったので、
作品に鍛えられたような感じです。

お客様、特に意外だったのが女性の方に人気で
「対決、まさにそんな感じです‼️」
と、ちゃんと受け取ってもらえて嬉しかった。。

この「ガチ」感をどこで打ち出すか。
と考えたら、元地方裁判所の建物で独房や、
「リアルに人間同士がガチで戦っていた」法廷が残っている資料館ほどシックリくる場所はない。と思ったのです。

そうお伝えすると、
その精神を今後も貫いてください。
と励みになる言葉をいただきました。

脳内で考えていたことを、質問されてはじめて
言語化して、なるほど〜と自分でも思うのですが、笑

個展前まで目覚めに受け取る直感が「こだわり」が多いのもうなずけました。

作品に関係するものもこだわりたいタイプなのですが、
そこも見ておられる方もいるのだなと
意外なところも評価いただけて学びになりました。

先生についても質問を受けたのですが、
思えば、会場づくりやハガキや額装のことなど
何も分からなかった私に手取り足取り教えてくれたのは先生でした。

本来は作品についてだけ教えてくださるものですが、私が色々質問しても真摯に丁寧に厳しく教えてくださいました。
厳しく何回も教えていただいたので、先生の考え方もしっかり叩き込まれてると思います。
やっぱり師は偉大だな、と改めてしみじみ思いました。

まだまだF先生やH先生みたいな緻密さ正確さ厳しさまでには到達できてないなあ、、と
元来怠け者で不器用な私は進歩もマイペースで
青息吐息なのですが、少しずつでも近づいていきたいなと常に思います。