前回のブログでは探偵事務所への相談しに行ったことを書いたが、それはもうほぼ離婚を自分の中で決めていたから。

 

 

 

 

 

 
私は何か相談したい時には絶大に信頼している兄に相談する。
 
今回のようなセンシティブな内容の場合も両親や友達でなく、いつも冷静な兄に聞いてほしかった。
 
そして、第三者にこれで間違っていないと肯定してほしいという気持ちがどこかあったのだ。
 
 
その日、兄は出張で東京に来ていた。
仕事の合間の時間、会いに行った。
 
急に呼び出された兄はなんとなく察していたかもしれない。
 
時間は1時間半。
 
ファミレスにつくと、私は旦那の浮気のことを話し始めた。
 
旦那は浮気をしていると。
 
驚く兄。
 
そして、振り返り、浮気を怪しんだ時から羽田空港で不倫相手と会った話をした。
 
話をしながら、また感情的になり、涙が流れた。
 
 
今回のことは許して修復しようと思ったが、相手が夫婦関係の修復を望まない。
そして、子供のことも可愛くないといったことから、
もう限界かもしれない。
 
そして、彼の旧友に相談しに行き、旦那は女にだらしない男だということが分かったと伝えた。
 
デートの支払いも会社のクレジットカードで支払い、すべて経費で落としている。
 
旦那はまだ自分の会社を立ち上げて、3か月目ぐらいの時だった。
いまの事業もうまくいかないだろう。
 
そんなことを涙ながらに話をした。
 
兄は冷静に話を聞いてくれた。
 
 
旦那の行動には驚いていた。
そして、大変だったねと同情してくれた。
 
何より子供のことを考えるとこの離婚を決意していいのか悩んでいたが、
 
「もう離婚していいよね。
もし修復してもまた同じように不倫されて、早かれ遅かれ同じ結果になると思うんだ。」
 
と問いてみた。
 
 
実は私たちの父親も不倫常習者だった。
私たちが物心ついた時にはいつも母は父親の悪口やら不倫のことやらをよく私たちに言っていた。
 
正直、私はその話を聞くのが苦痛で、いつも母に
「もう離婚して!」とお願いしていた。
 
母は私たち二人が20歳になるまではとずっと我慢していた。
 
 
両親はいつも二人で話をすることはなく、いつも言いたいことがあれば私たち子供を使って話をしたり、伝えたいことを言っていた。
 
そして、母の口癖は
 
「結婚は忍、一筋」
 
姑や親戚関係でもとても辛い思いをしたようだ。
 
 
 
こんな家庭で育つと正直結婚に理想を持つことはなかった。
だからこそ、私はなかなか結婚もしなかった。
 
 
しかし、旦那に会ったときはそんなことをするような人とは思わず、とても優しい人だったから結婚を決めた。
 
 
母親と同じような思いをするとは正直思ってもみなかった。
 
 
私も兄も不倫する父親と不仲な両親に育てられた子供だ。
 
兄に聞いてみた。
 
母が離婚しないでくれてよかったと思うか、どうか。
 
兄 「正直、もう高校生だったからどっちでもよかったよ。
母がしんどいなら離婚してもいいと言ったし。」
 
私 「そうだよね。
もし夫婦仲言い訳でもなく、一緒にいるだけで喧嘩ばっかりしてるくらいなら
離婚してもいいよね。」
 
兄 「うん、いいと思うよ。
会社にもシングルマザーの人いるけど、2人のお子さん立派だよ」
 
私 「ありがとう」
 
兄に聞いてもらい、とてもすっきりした。
 
離婚することを決意できた日であった。
 
 
この話は不倫相手と対面した日からわずか10日後の話だ。