次はlove bubbleの和訳をあげると言っておきながらこのタイトルで本当に申し訳ないです(陳謝of陳謝)
日本版プデュのseason4が始動するということで、どうしてもこの記事を書きたくなってしまいました。JO1やME:Iの活動休止・脱退が散見される状況で本当に開催するのか?というところは置いておいて、ぜひプデュを観たことのある人も、観るつもりの人も見てほしい記事になってます。
そもそも、「produce101(プデュ)って何?」という方のために簡単に説明すると、元々は韓国で行われていたオーディション番組で、現在は日本で開催されている番組になります。ここで選ばれた11人(produce48のみ12人)は、世界で活躍するグローバルグループとしての活動が決まっています。なお、日本版は事務所無所属が参加条件となっている関係で特に活動期間などは決まっていませんが、韓国版は事務所所属の練習生がほとんどであるため、グループメンバーの決定前から活動期間、つまり解散日が決められています。これまでにデビューしたグループは、
・I.O.I(produce101)
・Wanna One(produce101 season2)
・IZ*ONE(produce48)
・X1(produceX 101)
・JO1(produce101 Japan)
・INI(produce101Japan season2)
・ME:I(produce101 Japan the girls)
となっています。101にかけてなのか、グループ名に1やそれに見立てたIが入るグループばかりですね。メンバーも国民投票で決まるわけですが、グループ名も同様に視聴者アイデアから決まります。
また所属事務所は、I.O.IとWanna oneはYMC entertainment(後にWanna one は事務所移籍)、IZ*ONEはoff the record、X1はSwing entertainmentと、韓国はバラバラでしたが、日本版は個人の所属事務所が存在しないので全員LAPONE entertainment所属となっています。
さて、遅くなりましたが本題です。このプデュには不思議なジンクスが存在します。韓国はともかく日本版は視聴者投票の結果であるため、わざとではないはずなのに、こういったジンクスが生まれていることがとても不思議ですが、私なりに考察しつつ、紹介していきます。
①センターは1位になれない
これはかなり有名なジンクスです。プデュにはテーマソングというものが存在し、これのパフォーマンス映像が放送前に先に公開されます。テーマソングは練習生全員で踊るのでほぼカメラに抜かれない練習生がほとんどなわけですが、センターは違います。しっかりカメラに写りますし、練習生投票で1位の人が務めるものなので実力も信用できるものであることが多いです。それなのになぜか、センターは最終順位が1位でのデビューはできないことがほとんどです。唯一日本プデュ2の木村柾哉くんが1位でのデビューを果たしましたが、7回も開催されて例外は彼のみです。私の予想としては、センターは認知度こそ高くなるためあまり練習生をよく知らない序盤は投票してもらえるものの、後半になるにつれて他の子を推すようになる人が多いのだと思います。実際センターを務めた子は高順位でのデビューが多く、実力面も人柄も高く評価されている子が多いのですが、いわゆる「1pick(一推し)」になれないのだと思います。
②7位デビューの練習生はデビュー圏内に入るのが初
これも結構多いです。最終順位が7位の練習生はそれまで11(12)位以内に入ることがないままファイナルに進むことが多いです。これはおそらく、このままではまずいと感じたファンや救済票が回りまくった結果だと思います。とはいえ、大抵が14位、15位などあと少し順位を上げればデビュー圏内、というところを行き来している練習生に多いジンクスだと思います。ギリギリではなく7位というところに不思議だなーと感じますね。
③ギリギリでファイナル進出した子は最終順位が上がる
これは日本プデュの宮島優心くんと加藤神楽ちゃんが当てはまりますね。2人ともファイナルに進んだ中では最下位の20位での進出でしたが、最終順位は12位と14位と、一気に順位を上げていました。20位はデビュー評価曲のパートを選ぶ権利がないので不利であるにも関わらず、です。2人に共通している点としては、キャラが立っていてライト層からも人気を得られる点ですね。season3は忘れましたが、日本プデュのseason1ではデビュー評価がテレビ放送され、これを見てなんとなくで投票した人もいたことでしょうが、そんな時に目に留まりやすい2人だなと思います。結果的にデビューこそできていないものの、もう一歩なにかがあればデビューしているくらいまで順位を上げていた2人はすごいですね。
④テーマ曲センターはロイヤルAが選ばれる
これもおそらく、例外は日本プデュseason2の木村柾哉くんのみだと思います。プデュは初めにトレーナーの前で練習してきた曲を見せてA・B・C・D・Fの5段階のクラスに分けられ(初回評価)、この3日後にテーマ曲を1人で歌いながら踊るところをトレーナーに見せて再度クラスを分け直す(再評価)というものがあります。1度目のクラス分けは、テーマ曲の練習に当たって自分に合うクラスで練習すること、2度目はテーマ曲のお披露目でどれくらい分量をもらえるかを決めることが目的になっています。初回評価と再評価の両方でAクラスを獲得した人をロイヤルAと呼ぶわけですが、テーマ曲のセンターを務める人はほぼロイヤルAの人です。そもそも再評価でAクラスにいないとセンター候補にすらなれないわけですが、下のクラスからAに上がった子でセンターの子はほとんどいません。木村柾哉くんがB→Aでセンターになりましたが、これは韓国版含め初のことだったと思います。こうなる背景には、おそらくロイヤルAの子は実力はもちろんのことオーラやスター性まであることが多いこと、再評価の結果は全員個人に通知されるものであるため、初回でも再評価でもクラスが違う子の再評価のクラスを知ることはできません。となると、初回でAだと知っている子に投票したくなるのは当然なことだと思います。ここも含めやはり木村くんは相当な何かがあったんだなと思わされますし、プデュでロイヤルAを出すことのレベルの高さがよくわかります。
ここからはジンクスというよりも、プデュの闇について紹介します。
①11pick→2pickの闇
コンセプトバトルまでは順位が高いのに、ファイナルに進めなかった子に多いパターンです。プデュは初めに言ったように、視聴者の投票数が多い子が残るシステムなのですが、一度に投票できる数はだんだんと減っていきます。最初は11人一回で投票できていたものが、コンセプトバトルからファイナルバトルにかけての期間では2人まで減ってしまいます。この影響を大きく受けるのはいわゆる「大衆受け」のいい子や、「前世が凄い子」です。こういった子たちの強みは多くの人に「グループにいて欲しい存在」だと感じられている子で、11人も一回で投票できるはじめの方は枠を推し以外だとそういう子に使うので、とにかく順位が上がります。Aを推す子にもBを推す子にも入れてもらえる強みと引き換えに、そういった子はとにかく2pickになった途端順位が下がります。一回に2人しか投票できないとなると、「みんなにとって3〜4番目にいてほしい人」枠の子は投票数がガクンと下がります。前世が凄い子に関しては多少なりとも順位は下がりますが、とはいえファンも昔から増やしてきているので2番目には入れるのですが、大衆受けのいい子は大概ここでベネフィット(後で詳しく説明します)なんかでは巻き返しがつかないほど順位が下がることが多いです。韓国プデュ3のキムドア、日本プデュ1の佐野くん、日本プデュ3の和ちゃん、妃那ちゃんがまさしくそうだったと思います。また、前世が凄い子に関しては2pickまでは耐える印象があります。ただデビュー評価は1pickなので、最終順位が一気に下がる子が多いですね。「みんなの2番目」ポジの子が多いのかなと思います。韓国プデュ2のニュイストメンバーたち、日本プデュ3の心ちゃんがこれに当てはまる気がします。こういった前世持ちの子は「こんなに順位が高いならきっと誰かが入れてくれる」という思考に走られやすいという側面もあります。
②ベネフィットの罠
罠とまで言うと失礼かもしれませんが、罠は罠です。(断言)プデュにはベネフィットというシステムがあり、最初のグループバトルからコンセプトバトルまでの3回もの間、勝ったチームや現場視聴者によるステージ投票1位の練習生に対し、視聴者の投票数に加えて票数が加算されます。中には10万票など順位を大きく覆すものもあり、これに視聴者は騙されてしまうことがあります。日本プデュ1の上原潤くんは、この3回全てでベネフィットを獲得しており、順位はもちろん投票が多かったこともありますがベネフィットの力でさらに順位を伸ばしていました。しかしファイナルではベネフィットはなく、さらに2pickにも弱かったために、直前の順位発表式ではデビュー圏内だったところから20位まで順位を落としました。ベネフィットがどれだけ大きく順位に影響しているのか視聴者にはあまり伝わりませんが、これに引っかかった視聴者からの投票は得られず脱落、なんてことはよくある話です。逆に言うと人気があまり高くない練習生がこれによってのしあがり、それの犠牲として脱落するパターンもあります。言い方は悪いですがこれの犠牲になってギリギリ落ちることもあるので、season4では気をつけておきましょう。日本プデュ1の井汲くんはまさしくこれによってコンセプトバトルを前にして脱落が決定していました。
③悪編・分量差別問題
これもよくある問題というか、これに怒るファンの多さはすごいです。運営から気に入られてる子ばかりが映ったり、反対に全くフォーカスされない子がいたり、、正直かなりめちゃくちゃな分量だと思います。特にオキニだと騒がれていたのは日本プデュ3の蘭ちゃんですね。実力が伴う子なので正解な分量だとも思いましたが、、これは韓国版も日本版もどちらにもあることです。また、悪編とは実際にはそんなに悪いわけではない人がとんでもなく悪いかのように編集されることで、有名なのは韓国プデュ3のユンジンです。実際にはセンターにもう一度立候補するチャンスが欲しいと言っただけなのに、番組ではまるでセンターーを奪い取ったかのような編集で、これでかなりユンジンは順位下がりました。正直番組である以上、面白さを求めて多少の補正がかかるのは仕方がないことだとも思います。悪編や分量の偏りはあるものだと考えて平等な目線で投票できるといいですね。
④死票・救済票
これはプデュの脱落においてかなり厄介な票の1つです。ベネフィットよりも厄介だと個人的には感じます。死票というのは「現状かなり人気な推しをさらに有利にするために、11pickの余りを明らかに順位が低く人気になれなそうな子に入れよう」という考えからくる票のことです。これは日本プデュ1で1番問題になったと思います。最初の脱落者は60位未満の子なのですが、60位前後を行き来していた子達には死票は入らないので脱落、結果30位以上順位を上げた子が50位前後に多発、あくまで死票での結果ゆえに次には進めず落ちる、というとんでもない状況が発生していました。2回目に進んだことで見つかった原石ももちろんありましたが、60位前後だった子が2回目で覚醒するほうが番組として見所は多かったと思います。正直自分勝手なファンが多すぎたなと思いました。そして救済票ですが、これは死票とは反対に、「今とても人気のある子を推しているから、落ちるかどうか微妙な2番目の推しを残らせるために投票しよう」という考えからくる票のことです。これの何が問題かというと、確かに救済に回ることで入れることもあるわけですが、救済に回りすぎた結果推しが脱落するという本末転倒な結果を巻き起こしかねないというところです。「こんなに人気なのに脱落なんてあるわけない」と思う人も多いでしょうが、現実問題そんなことはありません。例えば日本プデュ1の安藤くん推しは、與那城くんの救済に回ったファンが多すぎたことで脱落しましたし、日本プデュ3の蘭ちゃん推しは、すずちゃんの救済に回りすぎた結果脱落とまではいかなかったものの9位まで順位を下げてしまいました。結果的にどちらも入れるならば問題ありませんが、脱落してしまっては話にならないですし、救済に回ったファンはずっと後悔してしまうに違いありません。こんな事態を招かないためにも、結局は自分の本当の1pickに投票するのが1番良いと感じました。
さてかなり長くなりましたが、みなさんこれを見て投票をがんばって、season4ではみなさんの推しがデビューできることを祈っています。
こんなに長いのに見てくださってありがとうございます^_^