先週末に借りてきたDVD。

明日には返さなきゃならないから、

慌てて見ました…。



ダンブーさんたちを寝かしつけて、

ひとり、缶ビールを片手に、

(すぐ飲んじゃったけど…)

ちっぽけな“マイシアター”で鑑賞しました。

ソファにゆっくりとくつろいだの、

久しぶりです…。



見たのはこの作品。

映画「ブタがいた教室



もう、号泣・・・・・・(´;ω;`)

マジで、涙が止まらなかったし、

ワタシも一緒に6年2組の生徒たちと一緒に

終始、学級会に参加した気分でした。



小学校の教師が、命の大切さや尊さを

子供たちに教えるために、

一匹の子豚を、教室に連れてきます。



「このブタをみんなで育てて、食べようと思います。」



一瞬、残酷にも聞こえる言葉だけど…

机上で学ぶことなんかよりも、

何十倍も何百倍もリアルで、

一番、わかりやすい授業なんじゃないかって思ったけど。

でも所詮、映画の中の話だろ、と

タカをくくってはいけない…そう思いながら

見ているうちに、すっかり物語の世界に

引き込まれてしまった。



子役たちがまた、演技なんだか

本当の気持ちをぶつけているのだかが

わからないほど、「ブタのPちゃん」に

対する思いが、痛いくらいに伝わってくる。

まるでドキュメンタリーのような

そんな映画だった。



豚は一般的には食肉用として飼育されて、

当たり前のようにヒトの口に入って、

それで私たちの食生活は潤っている。

もっと言い方を変えれば、

豚の命を絶って、それと引き換えるかの如く、

私たちの命は存続しているわけで。



でも、この豚が「ペット」なら?

そう考えたら、胸が引き裂かれる思いだけど…

悲しいかな、これが古来から人々が

暗黙の中に敷いてきた

変えることのできないルールであり、

他のどんな動物よりも知能が高い人間だけに

許されている「生きていくための術」なんだよな。



国の風俗習慣によっては

「犬の肉」を食べる国もあるという…。

日本ではあり得ない話だけど…

実際にそんな国が存在していることは事実。



映画の中では、「飼い主としての責任」という観点で

豚の今後をどうするべきか議論している場面があった。

「人間のエゴだけで豚を食肉センターに送るのは
 身勝手すぎると思います。」

そんな意見もあれば、

「ペットとして飼った以上、それもわかるけど、
 飼えなくなったからといって下級生に譲るんじゃなくて
 “殺す”訳じゃない、“食べる”ということも
 ひとつの責任を全うすることだと思う。」

どの意見も、どれ一つとして

間違ったものは一つもない。

「食べよう」という意見も、反対に

「このまま育てよう」という意見も。

どっちも正解なのだ。



みんなで悩んで悩んで、最後に出た結論。

結局…というとネタバレになるので

控えますが…(^_^;)

いずれにしても、深い深い映画でした。



借りたきっかけは、

「妻夫木くんが出ているから。」

そんな安易な気持ちでした(笑)

もちろん、あらかたの内容は知っていた上での

ことだけどね。(と、言い訳をしてみる(笑))



見終わってレンタルのバッグに入れようと思ったとき、

皮肉にも、TSUTAYAのTポイントカードが

提携している焼肉屋「牛角」の割引クーポン券が

入っていた…。

おいおい、タイミング悪すぎでしょ?(笑)



あぁっ!

ブーシュカブーシュカ

可愛がってあげよう。

今まで以上に…(;^_^A





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