昨日、会ってきました。

5年ぶり。


頑張りすぎないように、頑張ります。-2010011714290000.jpg


先代の猫が亡くなったあと、

お世話になってる獣医さん

(今もダンブーの主治医です)が、

病院で飼っている、というか保護している、

飼い主のいない猫ちゃんを

私に紹介してくれました。



ちょうど仕事がお正月休みに入る直前に

逝ってしまったので、先生は

「家にいても虚しいだろうから…

 休みの期間中だけでも、よかったら貸しますよ。

 少しは心が落ち着くかもしれないし。」という

そんな計らいをしてくださったのです。



これがまた、亡くした猫にそっくりで…

休みが終わっても飼おうかどうか悩んだのだけど、

やっぱり、先代の子に悪いなぁって思って、

結局やめました。



でも、また先生のところへ返してしまうと

窮屈なゲージの中での暮らしに戻っちゃう。

そう考えたら、先生のところへ返すよりも、

誰かもらって可愛がってくれる人はいないものか…と。



実はその子は、わけありな生い立ちのある猫でした。

先生のところに預けられて、

そのまま飼い主が引き取りに来ず、

先生が再三催促しても、一向に連れて帰る気が無いようで。

しかも虐待?を受けていたのか、

とりあえず飼い主が来ても、怯えて近寄らなかったそうです。

先生からそんな話を聞きました。

だからその子は、極度の人間不信で、

常に警戒して、誰のことも信用せず、

日々世話をしている病院のスタッフにすら

懐かなかったとか。



でも、私が見せてもらいに病院へ行って

初対面をしたとき、喉をゴロゴロ鳴らして

近くに寄ってきてくれました。



病院のスタッフも驚いていました(笑)



それで一旦“お借り”することにしたけれど、

先代の猫の四十九日が経って、

お骨を霊園から自宅に持ち帰ったときに、

事件が起きました。



高いところへ置いておいた骨壺を、

ジャンプした弾みに足が引っかかったのか、

床へ落下しました。

幸い、中のお骨がこぼれるようなことは無かったのだけど、

この瞬間、先代の猫がなんだか怒ってるような気がして…。

それで、休みの間だけ…という期間限定で

面倒を見ることにして、あとは里親になってくれる人を

探した方が懸命だなと、決断した訳です。



皮肉にも、日を追うごとにどんどん懐いてくれる…

「ボクの飼い主さんはこの人なんだ。」って思って

心を開いてくれるのはうれしかったけど、

同時に、逆にとっても切なかった…。




ペタしてね