今期のネットフリックスで配信されている韓ドラ
ヒーローではないけれど
全12話で、現在10話まで配信されていて、残るところあと2話で完結します。
大作の涙の女王が終わり、少々ロス気味になっていた中で、新たにスタートした韓ドラですが…
序盤（特に6話くらいまで）の感想…
一体何を見せられているんだ？
この一言につきました。
設定に、タイムトラベル系の要素があるため、状況を整理しようとすると頭の中で無限ループにはまり、こんな茶番に付き合ってられない！と何度か観るのをあきらめようかと思いました
しかし、9話と10話にきてやっと、ぐっと感情をつかまれるような展開がみえてきて、最終回まで見届けようと思えています
物語の舞台は、特別な秘密を抱えた２つの家族です
一つの家族の秘密は、その血を引き継ぐ者は、特別な超能力を持っているということ。
母は、予知夢を見ることができ、
息子は幸せだった過去にタイムトラベルできる、
娘は空を飛ぶことができ
孫は相手の目から本心を読み取ることができます。
しかし、今は、家族全員がそれぞれの超能力が原因で、自分自身の深刻な問題から他者を巻き込む人間関係のトラブルを抱えて生活していました。
そこに現れたもう一つの別の家族は、実は血縁関係がなく、家族のふりをして結婚詐欺を働らく詐欺集団であるという秘密があります
この詐欺家族がターゲットにしたのは、愛する妻と敬愛していた職場の先輩を亡くし、自暴自棄になっている男でした。
目的は、男が所有する巨額のビルの所有権です。これを手に入れるために偽の家族総出で結婚詐欺を働きます。
この男は、タイムトラベルの能力のせいで愛する2人が亡くなったと自暴自棄な生活を送っていました。
自分にとって幸せだった過去は、誰かにとっての不幸な時間だったと気が付くことで、過去へタイムトラベルすることもできなくなっていたのです。
しかし、この急に現れた、やたらと結婚を迫る女と時間を共にしている時だけ、不思議なことに過去へのタイムトラベルをすることができるようになっていきました。
いったいなぜ、この女と幸せな時間を過ごしているわけでもないけれど、女の過去＝男の未来という構図が成り立つのか、その真相を知りたいという欲求から女の求婚を飲むことにしたのです
しかし、男の母親は、夢を見てしまうのです。
その家族が詐欺集団であり、結婚が破談するという悪夢を…そして、予知夢はそっくりそのまま現実となってしまいます
それでも、男の家族の摩訶不思議な超能力について知った詐欺集団は、逆手にとって超能力を利用した脅しや、さらなる詐欺を働きかけはじめます。
そして、自暴自棄から打破できるきっかけを失うことでさらに追い込まれた男は、少しでも女と共に時間を過ごすために新たな策を講じるのです…
といった、ストーリーとしてかなり手の込んだ設定ですが、問題はこの全容が序盤では全く分からないということです
何が何だかわからないことが多すぎて混乱します
あらかじめ超能力vs詐欺というのがわかっている中で観た方がもっとハマるような気がするのは私だけでしょうか…
残すところあと2話で、タイトルの
ヒーローではないけれど
という言葉が誰の誰に対する言葉なのか、なかなか意味深な展開になってきました
最大のポイントは主人公の男と女の接点です
女の過去に現れた男の未来がヒーローとなるのか
男の未来を救う女の過去がヒーローなのか
その辺とってもややこしいですが、やはり、今回も脇を固める役者陣の名演技によってどうにか世界観に引き込まれていきました
最初は忍耐が必要かもしれませんが、単なるSFではなく、やはりヒューマンドラマが待っています
私の推しは、
太りすぎて飛べなくなった娘のおかしすぎる言動と
相手の目から本心を読む孫娘の恋物語
です
ぜひ気になった方は観てみてください
