本当に久しぶりにリアルタイムの日本のドラマにどハマりしそうです
今期TBS金曜ドラマ 不適切にもほどがある
Netflixでも配信中です
宮藤官九郎と阿部サダヲの最強タッグです
いわゆるタイムトラベラーものです。
1986年に中学校の体育教師をしている阿部サダヲ演じる主人公は年頃のアバズレ娘と2人暮らし。
ある日バスに乗っていると、2024年の未来の世界にタイムトラベラーするも、そこにはコンプラに縛られた生きにくい世界が待っていた、、、
というような展開です。
さすが最強タッグ、視聴者がドラマに集中できるような仕掛けが仕込まれています
コメディ要素かなり強めで、終始大笑いでき、
テンポも良く、
どうやら過去→現代だけでなく過去←現代にも行ける双方向型のタイムトラベラー
そして、突然始まるミュージカル
生きづらい現代社会に強く訴えるメッセージを阿部サダヲ演じる昭和時代のおじさんが代弁するだけなら、ありきたりな展開になりますよね。
そこで突然にミュージカルになるというあまりの予想外の展開に、意識が釘付けに
全員歌がうますぎるし、【それが組織】っていう決めが個人的にツボりました
そうそう、組織の中で働いてると、このセリフでどんな正論でも封じ込められますよね
視聴者の意識をドラマに向けてもらうために、VIVANTのように馴染みのない言語を使うとか、手話を使うとかそういうアプローチが日本ドラマでは主流かと思いきや、、、ミュージカルの手がありましたか
確かに現代は、合理的でない体育会系は排除されて多様性が重んじられる社会です。
このドラマの舞台となっている1986年以降に生まれた私も、この多様性に助けられて、居心地の良さみたいなものも感じています。
以前、こんな話を聞いたことがあります。
すべての事象がデータ化できる現代の先に待っているのはむしろ、真に宗教化される未来。
一昔前までは自分の行いの善悪を知っている存在は神様と自分自身でした。
しかし、私たちの行動の全てがデータ化されることが可能な近未来は、自分の行いの全てを世界中の全人類が知ることができます。
それは、人の善悪を法で裁く時代より、はるか昔の、神様が裁く宗教的な概念にむしろ原点回帰していく時代だという理論でした。
最近は特にこの理論が一理あるかな〜と思うようになりました
人として、常に、清く正しく生きていくことが求められる時代
一見、理想的な時代のようですが、なぜ、生きづらいのか?
コメディタッチでとっても軽いドラマなのにそんなことを深く考えられるような気もしています
久々に自分の中で大ヒットしそうです
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