久々の有名人の眼鏡です。
今回のご紹介は昨年の10月に惜しまれつつも逝去されたアップル社の創業者であるスティーブ・ジョブズさん。
私もとても興味があり本やテレビなどでその生涯を拝見してますが、とにかく世界に与えた影響というのはすごいですね。
さまざまなことはあるのですが、特に私が注目したのは「禅」にとても親しんでいたという点ですね。
禅センターで坐禅をしていたり、日本人の僧侶にも師事していたとか、また曹洞宗大本山永平寺に修行に行こうとも考えていた時期もあったとか。
そういった「禅」の思想がデザインや発想にいかさされているとも。
そんなスティーブ・ジョブズさんが愛用されていた眼鏡のご紹介です。
Lunor(ルノア)
Classic Round
ふちなしの丸い眼鏡をよく見ますよね。
ドイツの大人の眼鏡ルノア。
この眼鏡をこよなく愛していたようで、素材の違うのや、ややレンズの形を変えた眼鏡を多数所有しているそうです。
日本製の鯖江産の眼鏡がとても気に入り、同じ眼鏡を100本注文したというエピソードも。
しかし、その眼鏡を作っている鯖江の会社ではジョブズの秘書からの電話に対して英語がわからず、後日、ジョブズ側から再度日本語が話せる人から注文。
会社側はそれだけの数なら前金でと対応。
世界のスティーブ・ジョブズに対して前金でと(笑)
そんなエピソードもあったようですが、実際に使用していたのでしょうか。
所有物の中にはメガネの三城さんの眼鏡もあったとか。
ルノアの眼鏡にイッセイミヤケのタートルネック。
これにもこだわりがあったそうで、同じものを何枚も所有していたとか。
ある日注文するとこれが絶版に。
でもなんとか作って欲しくて特注で注文したとか。
しかも同じ形で同じ素材で。
物に対するこだわりや、シンプルさへの追求、そういったものが大きく作品に影響してるんでしょうね。
スティーブ・ジョブズさんならすごい眼鏡を作ったかもしれませんね!
ご冥福をお祈りいたします。