ウィーンの空の下で    ~Chihoko's diary in Wien~

ウィーンの空の下で    ~Chihoko's diary in Wien~

放送局のアナウンサーを退職後、オーストリアの首都ウィーンへ
海外生活でのできごとを綴っています

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2014年は第一次世界大戦勃発から100年ということで
去年から今年にかけて様々な特別展が行われています。
軍事史博物館での展示を先日見てきました。


ここの目玉は、1914年6月28日、オーストリアの帝位継承者だったフランツ・フェルディナント皇太子が、サラエボでセルビアの青年に暗殺された「サラエボ」事件の際、フランツ・フェルナント皇太子夫妻が乗っていた車が展示されていることです。

いきなり、車がありました。


その時の映像も残っていて、

なんと、暗殺される5分前、夫妻が歩く映像まであり驚きました。

後部座席に乗っていたのですね。

使われた拳銃や、薄く血痕が残る大公の服も展示され、生々しかったです。


この事件を引き金にオーストリアがセルビアに宣戦布告。
各国が参加し、ドイツ・オーストリア・イタリアを中心とする同盟国側(三国同盟)と
イギリス・フランス・ロシアを中心とする連合国側(三国協商)に分かれて
第一次世界大戦が始まります。
もともと植民地争奪戦などがあった背景で互いの利害が絡み、火がついたのですね。




連合国側が圧倒し、疲弊したオーストリアや、最終的にドイツも降伏。
ドイツやロシアは崩壊し、ハプスブルク王朝のオーストリアも消滅します。
1500万人以上もの犠牲者を出し、1919年のベルサイユ条約の締結をもって
4年間の長い戦いが終わります。




戦車、航空機、潜水艦も使われた戦争。日本も参戦し戦争特需があったのですね。
日本に居ると、第二次世界大戦に比べ学ぶ機会が少ないですが、
後の戦争や今日まで尾を引く争いごとに影響を及ぼした戦争だったことをあらためて感じました。





新年明けましておめでとうございます!!
今年も皆様にとって、心温まる喜ばしい一年になりますように。


さて、今年はウィーンらしく新年を迎えようと、楽しみにしていたカウントダウンに
行ってきました。
楽友協会で毎年恒例の第九を聴き、シルベスターディナーを食べて午後11時45頃
シュテファン大聖堂に向かったら、50メートル位手前からものすごい黒山のひとだかり!!!
シュテファンに近づけない~(。>0<。)



大きな音楽が流れてきて、カウントダウンの掛け声、花火が上がり、
あれよあれよと言う間に年が明けていました(泣)
騒然とした雰囲気で慌ただしかった~。ヨーロッパの人たちは背が高いから
壁のようで、私は埋もれて潰されそうでした。



ケルントナー通りもこの通り。前にまっすぐ進めないというのは東京では日常茶飯事ですが
ウィーンでは普段あり得ないこと。どこからこれだけの人が集まるのか、びっくりしました。
通りに響きわたるシュトラウスの「美しく青きドナウ」など音楽に合わせてカップルが踊り始めます。そしてほろ酔いのグループなどが輪になって踊りだし、人を巻き込んで、勝手に輪に入ったりして、みんなで踊りました。
すれ違う人何人かに陽気に「HAPPY NEW YEAR!」と声をかけられ、静寂のクリスマスとは真逆の
まさにお祭り騒ぎ。人種を超えて一緒に祝う新年もいいな~と思いました。
ただ通りにはお酒の空き瓶空き缶ごみが散乱し、危険だし、正直美しくない光景・・・。
マナー良く飲んだり騒いだりすればなおいいのに、と思う一面もありました。




市庁舎広場もステージライブがあり賑わってますね~

人々は本当に、どこででも、踊るのでした。すごく楽しく幸せそう。
ワルツはできませんが、私も主人と輪に混じって踊ってみました。
深夜、延々と、この状態が続くのでした・・・。



さて、元日は、待望のニューイヤーコンサートで幕を開けました。
と言っても楽友協会で行われ日本でもTV中継されるウィーンフィルのニューイヤーコンサートは
とてもチケットが取れないので、別のコンサートです♪

Wiener Konzerthaus


Strauss Festival Orchester Wien シュトラウスの曲を専門に演奏するオーケストラのようです。

ウィーンフィルのと同じようなプログラムで行われ、
途中、演奏者が被りものをしたり、大きな郵便物が運ばれてきて、封筒を開けると
「明けましておめでとう!」の文字が書かれていたり、細かいパフォーマンスもありました。
最後はやっぱり「美しく青きドナウ」から「ラデツキー行進曲」へ。
お正月に聴くシュトラウスは一段と華やかで、
元日に、みんなで一緒に手拍子をして聴けたのは、これまでで一番感動的でした。




そのころ楽友協会では・・・
ウィーンフィルのニューイヤーコンサート、やってました~!!

建物横には中継車がずらり! いいなあ~


こお正月なので日本料理のお店でランチを頂いたら
ニューイヤーコンサート帰りの日本人の方達がぞろぞろ入ってきて
とても満足そうな表情で音楽談義に花が咲いていたようです。



夜はドナウタワーでディナーをしましたが
夜景が美しく、まだどきどき花火が上がっていました。

無事に新年を迎えられ感謝の気持でいっぱいの元日でした。


ウィーンではクリスマスは教会に行ったり、家族と一緒にお家で過ごす人が多いので、レストランはすいているかと思いきや、意外なことに人気のお店は予約でいっぱいです。(大晦日も)
街中や通りはクリスマスイブの午後からぐっと人が減り、音楽も流れず閑散としてさみしい・・。
スーパーが午後2時頃には閉まり、飲食店ですら閉める所が殆どです。
日本の賑やかなクリスマスとは大違い。家族と過ごす神聖な日なのでしょうね。


今年のクリスマスディナーはオペラ座向かいのHOTEL BRISTOL (ホテル ブリルトル)で頂きました。カップルではなくやはり家族が多かったです。



天井が高く、テーブルやソファーが低め、照明が明るすぎないのがいいなと思う、
エレガントで落ち着く空間でした。


コース料理は6品。
前菜のうずらのプラネリ。スポイトが付いていて、どうやって食べていいかいまいち分からず(笑)


特に美味しかったのは、スモークサーモンと、メインのヒレステーキ!!
柔らかくジューシーで、ああ幸せ☆




カリフラワーのスープやホタテ、デザートのアーモンドムースも美味しかったです。









ウィーンのレストランやカフェは総じて接客が無愛想ですが
一流ホテルのサービスはよく行き届いていて、日本のレストランに居るような感覚になりました。
なんだー、やればできるじゃない!と思ってしまいますね(笑)
食事を出すタイミングも良くて、約3時間ゆっくりと味わいました。


ブリストルだからかオーストリアの人より外国のお客さんが多く、
隣のテーブルはイギリス人の4人家族のようでした。母親が化粧室へ行くとき、
家族全員が一斉に席を立つのが興味深かったです。
さらに一人の息子が化粧室まで母親をエスコート! 二人で戻ってきました。
次に、息子、父親がそれぞれ化粧室に行ったのですが、その時は誰も席を立ちません(笑)
紳士のお国柄、レディファーストなのでしょうか?? 面白いですね。


何はともあれ、仲良く会話とディナーを楽しんでいるファミリーを見ると幸せな気持ちになります。
今年も無事にクリスマスを過ごせたことに心から感謝した一日でしたラブラブ