私がダイエットのサポートをしていると、必ずと言っていいほど受ける相談が「白いご飯と明太子がやめられないんです。」などと言うお声。


私はこの裏側にも化学調味料の仕業が隠れていると思っています。最近スーパーで売られているいわゆるご飯のお供というやつには、だいたいが「アミノ酸等」や「タンパク加水分解物」と言った複雑な旨みを作り出す成分が添加されており、日本人が大好きなご飯に合う味というのを作り出します。


この味を知っていまうことで、本当の出汁の旨みが感じられなくなるだけでなく、過剰な食欲により、自分の体に必要な量以上を摂取してしまいます。


そしてこの「たんぱく加水分解物」は、安全性の面で問題があると思います。


「たんぱく加水分解物」とは、本来発酵食品のように麹の天然酵素の力を借りて、ゆっくりと時間をかけて大豆や小麦のタンパク質をアミノ酸に分解することで生まれる特有の旨みに似たものを無理やり短時間で作ったものです。


「たんぱく加水分解物」の一部は塩酸を使って生成されています。

塩酸と言えば、理科の実験でご存じのとうり危険な薬品です。これを使うことによって「たんぱく加水分解物」をつくるときの副産物として発ガン性が疑われている「塩酸化合物」が発生すると言われています。

過剰な食欲に悩まされるだけでなく、味覚や体まで蝕まれる危険性がある化学調味料やたんぱく加水分解物…


知らなかったでは済まされないことだと思うし、国が管理していれば安心なんてこともないのです。

食品を買う前には必ず裏面を確認して、知って選ぶ癖をつけていきましょう。

私たち消費者の選択が変われば、食品業界も変わって行くと思います。