CHIHIROのブログ -3ページ目

CHIHIROのブログ

ブログの説明を入力します。



中井喜一主演の時代劇『雲霧仁左衛門』をまとめて観た。現代劇『最後から二番目の恋』シリーズなどでは、いい人だけど情けない…というイメージが強いのだが、時代物になるとなぜかかっこいい。

前の前の大河ドラマ『清盛』のお父さん役、しびれたー。もっと前の『義経』の時の頼朝役、これも非情になりきれない非情さが上手くてかっこよかった。

で、『雲霧仁左衛門』、盗人の親分だから悪い。悪巧みをするときの舌なめずりとか、すごく悪そうでかっこいい。

しかし、秀逸なのは最終回の「ベロ出し」に違いない。これは…NHK良くやったというか…
ドラマ史上に残る怪演だと思う。是非皆さん見てください。

ベロ出しで映画史上にキラッと輝いているものに、ヴィスコンティの『ヴェニスに死す』に出てくる旅の楽士のあかんべーベロ出しがある。

これは忍び寄るペスト流行による人々の死を予感させるしぐさとして評価が高い(多分、一部で)。ベロ出しは東西を問わず生から死への反転をイメージさせるのではないか。

日本にも『ベロ出しチョンマ』という残酷な話と何とそれを元にした郷土土産があったりする。


ともあれ、中井喜一のベロです。