群馬78-80千葉J
開始から群馬が7点連取、1分経たずに千葉Jがタイムアウトを請求する。
群馬はターズースキーがインサイドを制して優位に展開、
千葉Jが取れば群馬が取り返して突き放しリードを保つ。
1Qは34-27のハイスコアで群馬がものにする。
一転、2Qはロースコアに。
群馬はパーカーが完璧なブロックショットで千葉Jの3Pを止めるなど守備でも上回り、
千葉Jの追撃を許さず8点リードに広げて折り返した。
3Qに千葉Jは4点差まで追い上げると、ルースボールへダイブしてジャンプボールを奪うなど、
勝利への執着心を見せるが群馬も譲らない。
終了寸前のプレーで山崎がand1を決めて10点差として4Qへ入るが、
残り2分ターズースキーが4つ目のファウルを取られてベンチへ下がったことが、
残り10分での波乱の呼び水となった。
4Q、千葉Jは富樫の連続3Pでスイッチが入る。
11点あったビハインドが、オフィシャルタイムアウトを挟んで怒涛の11点連取で同点に。
そして残り1分、スミスのフローターで千葉Jが逆転に成功。
その後の群馬の攻撃は決まらず、残り24秒で千葉Jがオフェンスリバウンドを確保して突き放すチャンス。
ところが本来14秒にリセットされるはずのショットクロックが、
オフィシャルの操作ミスで24秒にセットされてしまう。
しかも試合残り時間が24秒を切っていたので、クロックは消灯。
これを審判団も見逃してしまい、千葉Jがボールキープに入る。
そのまま終了のホーンが鳴ったが、ここで審判団が協議した結果、
千葉Jのショットクロックヴァイオレーションとして残り9.9秒からの群馬ボールに。
もちろん千葉Jベンチは抗議するが覆らない。
しかし千葉Jは富樫がハドルを組んで落ち着かせると、
チームファウルが2つだったことを利して残り6秒でストップファウル、群馬の攻撃を切る。
リスタートで群馬はショットを打ち切れず今度こそ試合終了、
4Q僅か8得点に終わった群馬が、試合時間の9割以上を支配しながら、
最後の最後に千葉Jの底力に屈して白星をつかみ損ねる結果となった。