前の席のビーさんは度々寝てしまう
カクン
カクン
と首が前に倒れ出す
一番前という好ポジションに関わらず
ただ課題は確実に締め切り厳守で提出するし、テストも追試になることはない
毎朝の10分クロッキーも
私のスペシャル横目で盗み見すれば
惚れ惚れするうまさなのだ
中学生のころ
必死に黒板をノートにカラフルにまとめる私の横で
Tくんは頬杖をついて授業を聞きテストで満点を取っていた
なんで?と聞いたら
君はノートを取ることが目的になっているんだよ
ちゃんと聞いてごらんと言われた
ゴメイトウ
私はいかにノートをオシャレにまとめるかに命をかけていた
Tくんの真似をしてノートを閉じ、先生をひたすら見つめて授業を受けてみた
28点だった(数学)
次からノートを取ることにした
Tくんは卒業後も高学歴を突き進み、髪も抜け落ち
“女も髪もないけれど金だけはあるぞ!”
とイギリスブライトンでエリート街道を突き進んでいる