2017年弾き初め

こんばんは。
2017年もよろしくお願いいたします。

昨日はピアジュリアンで2017年の弾き初めでした。

withヴァイオリンの三宅政弘さん、ピアノの河内仁志さん。

三宅さんは高校の1年上の同門の先輩、河内くんは同級生。

二人とも当時からとんでもない才能を発揮していました。

私は当時はそんな二人の譜めくり要員として、よくいっしょに遊んでもらっていました。

いっしょに弾けるものといえばバッハのドッペルコンチェルトの1楽章くらいでした・・・。

(やー、ほんともったいない。練習しろよ過去の私！！)

音楽科のある高校に入ったものの、さっぱり音楽のことはわからず。

そんな私に音楽のおもしろさを教えてくれたのがこの二人でした。

ですが、当時の私はこの二人にまったくついていけず、

もう横で聴いてるだけでいいやーと思っていたのですが、

なんと、三宅さんに怒られまして。

自分もちゃんと弾けるようにならなきゃダメだろ。

横で聴いてるだけなんてダメだ、って。

たぶん、言った本人は忘れてるでしょうが、

私は約15年、覚えていましたよ　(しつこい)

そのとき受けたショックと、悔しい気持ちを

どこかでずっと持っていたような気がします。

大学や大学院でがんばって勉強して練習しよう、

たくさんの人に聴いて、楽しんでもらえるようになろう、

そう思う原動力になっていたように思います。

お礼言わなきゃー、と思うのですが、

会うたびに忘れる。。。

このメンバーでいっしょに演奏するのは、13年ぶりでした。

それぞれが置かれた状況もがらっと変わったし、

演奏どころか会うのも久しぶりだったのですが、

そんな年月は感じませんでした。

10代で出会った私たちが

30代に突入してもみんな元気に音楽を続けられていること、

とても幸せだなぁと思いました。

次、このメンバーでまた演奏する頃には

みんな40代になってるかも？

まるで彗星の出現のようだ。。。

と、思っていたら

なんとばっちり予定があい、

2017年3月21日に、再びこの3人でピアジュリアンに出演します！

曲目など、決まりしだいお知らせします！

また大きな目標ができました。

ゼルダの伝説30周年コンサート

こんにちは。
10月になりました。まだまだ暑いですね。


私の10月はとてもステキなコンサートで始まりました。


ゼルダの伝説30周年コンサート

大好きなゼルダの伝説の音楽がフルオーケストラで聴ける！！！！
胸熱！！！！！！


絶対聴きに行く！！！！！！！



と思っていたら、


まさかのお仕事で演奏させていただけることになりました。

依頼をいただいた時は大回転切りして喜びました……(；▽；)


任天堂本社のある京都から始まり、東京や名古屋、大阪でコンサートがあります。
トップバッターの京都公演ということもあり、関西からのお客様のみならず、全国(文字通り)から、さらに海外からもお客様がいらしていました。


3年ほど前にニューヨークへ遊びに行った時、ロックフェラーセンターにあるNintendo worldへ行ったのですが、
その時に世界各地のゲーム好きな方と交流したことを思い出しました。

がっつりおみやげを買ってお会計をしていると、
「今何のゲームやってるの？」
と店員さんにたずねられました。
当時は3DSのドラクエ7をしていました。
これだよー、と画面を開けて見てもらったら

「Wow……(絶句)」


店員さん完全に沈黙。

当時まだ北米では3DSのドラクエ7は発売されていなかったので(最近出たみたいですね。ニンテンドーニューヨークさんのインスタグラムで知って感慨深かったですw)
他の店員さんまでみんな集まってきて、しばらくいっしょにプレイしていました。


ゲームってすごい、国境も国籍も関係ない、
ゲームが好きならみんな友達だー！！！


と、めちゃくちゃハッピーな気分になりました。


(ニューヨークで買ってきたTシャツ。これ着て練習いきました。)

昨日のコンサートでは、その時の気分を思い出しました。
コンサートの最初からずっと感動して泣いているお客さんや、
隣の人と目を合わせて抑えきれない喜びを表現している人など、

舞台からもけっこう見えてました(^^)



演奏はとにかく楽しくて楽しくて、
小学生の頃から大好きなゼルダワールドの音楽を
お仕事として演奏できる日が来るなんて……

小学生の時の自分に教えてやりたいです。

あきらめずにがんばって練習しろよ、と。
さぼるなよ、と。。。
ゲームもいいけど練習もしろよ、と。
練習はもちろんやけど、ゲームもやっとけよ、と！！！！！！！



ゼルダも全てのシリーズをプレイしているわけではないのですが、
音楽が本当にすばらしいので、どれもプレイしたくなりました。

プレイしていないにも関わらず、迫力のある生演奏と映像を見て
涙ぐんでしまいました←舞台上で。


プログラム中はなんとかこらえたものの、
アンコールでは涙が……


12月の大阪公演でも演奏させていただきます。
12月にもう1度演奏できる！！と思うからなんとかこらえられたものの、
これは12月の公演ではボロ泣きしてしまう可能性大。

ヴィオラ弾きながらボロ泣きしている人がいたら、それは私です。





そしてそして、
↑わかる人にはわかるサイン。
家宝です。
近藤さん、本当にありがとうございました！



大阪公演もがんばって演奏します♪

130年前の8月に思いをよせて

こんばんは。

8月9日のコンサートまで一週間を切りました。
今日はブラームスを共演する竹田景子さんと合わせ。



美しい母校で音楽について考えていると
日々のあれやこれやそれやなんやから解放されます。
この美しいキャンパスがかつて資産価値ゼロといわれただなんて、
どーにかしてますね。

今回演奏するブラームスのヴァイオリンソナタ第2番は
ちょうど130年前の8月に
避暑地であるスイスのトゥーンという場所で作曲されました。


先日、友人の結婚式のために北海道へ行ったのですが、
その時に感じた

「避暑ってこういうことかー！」

という発見。

木漏れ日の中、鳥のさえずりを聴きながらの散歩。
鹿の親子が水を飲みに来るという湖。
(残念ながら出会えませんでした)
葉っぱが風で揺れる音すら音楽に聞こえる。


そりゃこんな曲が書けるよね！！！！

というくらい、快適な旅行でした。



ブラームスが過ごしたステキな時間と空気を
ふんわりまとったようなソナタ第2番。
聴きにいらしたお客さまにもそんな気分になってもらえるように
演奏したいと思っています。




まだ空席があるそうです。
よろしければお問い合わせください。


そういえば、
今日たまたまけいこさんの手と私の手を見比べたら
けいこさんの手がとーっても白くて美しくて
自分の手が悲しかった。。。

仕方ないね、ほぼ毎日娘とお外遊びしてるから。

ここ15年ほどで一番日焼けしています。
ドレス似合うかしら…