ミキなの。今日は久々にマジメにジャズのことを書いていくの。

一般的に、ポピュラー音楽においては、メロディは固定されていても、それに付ける和音の配置は特に指定されない場合が多いの。例えば、Emこれは、基本の形は、ミソシの和音だけど、演奏者の判断によって、自由に組み合わせることを期待されるの。とはいっても、定番の組み合わせはちゃんとあって、ギターだと、指版の関係から、EBEGBE(ミシミソシミ)とか。コードブックに載っているのは、そういうやつなの!

ジャズの場合も、基本的な考え方は同じだけど、Cという指示があったとしても、それをCM6や、CM7、CM9に勝手に音を変えてもいいの!モダンジャズの場合は、CM9又は、CM7add9で弾くと、それっぽくなるの!

CM9はドミソシレの音になって、5つの音になるから、全部のメジャーコードを覚えるのは面倒そうに思うかもしれないけど、とっても覚えやすい覚え方があるの!それは、ルートに対して長三度(2全音)上の音をルートに持つマイナーセブンスコードが乗ってると考える事なの!

例えば、CM9で考えたら、ルートはもちろん、ド、その長三度上の音はミ、つまり、ドの上にEm7が乗ってると考えたら、CM9の完成なの!これはマイナーコードにも応用できて、ルートのドに短三度(全音半音)のミb、今度はマイナーコードじゃなく、メジャーコードが乗ってると考えて、EbM7をドに乗せたら、Cm9が完成なの!

そして、ジャズのコンボの場合は、ルートと五度は、ベースの領域だから、コード楽器である鍵盤やギターは弾かないって考え方もよくするの。その場合は、CMとあれば、Em7を弾き、Cmとあれば、EbM7を弾いたりするの!この場合は五度は残るけど、五度を消すかはケースバイケースだって思うな!

この弾き方には副産物があって、ジャズの頻出進行なツーファイブの鍵盤のコンピングが非常に楽になるの!例えば、Dm G7の場合、DmでFM7のファラドミを弾くけど、ドを半音下げて、シにするだけで、G7の基本形の完成なの!後はラをラbにすれば、9bという美味しいテンションを含んだやつができるの!後は、半音下げてミソシレってやるだけで、CM9ルート抜きに帰結なの!

またマジメなやつも思い付いたら書くね。