「松山千春 『バラード』に思うこと~松山千春 全作品解説97~V1.7」S2304

 

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◇更新履歴

V1.0:2014.02.22 初稿
V1.1:2015.02.06 文章を追記

V1.2:2020.03.28 最新エディタにて記事を作成し旧記事と差し替えおよび所有のアルバム画像、歌詞、収録情報を掲載

V1.3:2020.04.28 ラジオでの千春本人のコメントを掲載

V1.5:2021.01.31 記事の追記

V1.6:2021.02.06 千春のコメントを追記

V1.5:2021.10.23 追記

 

■「バラード」編曲者:飛澤宏元
1989年4月25日発売のアルバム『STANCE』のLP B面の一曲目(CD 6曲目/全10曲)

 

◇松山千春選曲のベストアルバム『季節の旅人~春・夏・秋・冬~』DISC-2(夏)の13曲目

 

◇松山千春選曲コレクションアルバム『思い出』 DISC3-の4曲目

 

◆レコーディングミュージシャン(後日、追記)
01. ギター(AG):
02. ドラム:--
03. ギター(EG):--
04. ベース:--
05. キーボード:--
06. パーカッション:--
07. マンドリン:--
08. コーラス:--

 

◆所有収録アナログ・アルバム

◆所有収録ミュージックテープ・アルバム

 

◆2021.10.23 夢野旅人
2021年10月17日放送の「松山千春ON THE RADIO」の3曲目で「バラード」が、かかりました。

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----CM----
「逢いたくて」という曲を聴いていただきました。

 

~一部省略「逢いたくて」のレビューに記述~

 

ま、そうやって考えたら、いわゆる飛行機に乗る時間が多くなってくるわな。で、乗ってる間ってさ、ま、やることないから、自分のな、数々のCD、ま、最初の頃からな。もしかしたら、コンサートでな、急に演るかもしれないし。ずっと聴いてたら、この「逢いたくて」がな、きこえてきて。あっ、これ、俺、女の子と一緒に歌ってんじゃん、みたいな、な。

 

そして、ま、次の曲はね、そんななかで、あぁ、この曲いい曲だな、「バラード」という曲なんだけど。

だだ、これ、すごい、何て言うだ、演奏が静かなんですよ。

うん、そしてホント、バラードですから、ゆっくりした曲なんですよ。

いわゆるラジオで、おかけするには、ま、不似合いな曲なんですけど、ホントに、耳をすませて、じっと聴いて頂ければ、この曲の良さがしっかりと伝わると思います。また詞が、もうホントに、ま、若い時に作った曲ですけど、いいな。と、思います。

 

松山千春「バラード」。

「バラード」O.A

 

◆2021.1.31 夢野旅人 2021.2.6追記

2021年1月31日放送「松山千春ON THE RADIO」で、去年、2020年4月26日の放送以来、2度目となる「バラード」の弾き語りが披露されました。

まさかというか、千春らしいといいますか。

ただし、アウトロでスキャットつきでした。

 

とはいえ、2013年春、恩師夫婦がコンサートに来場した際の会話と想いを語り「バラード」を歌ったように、16日に亡くなられたお母様、ミヨさんへの想いから歌ったようにしか思えませんでした。

 

----2021.2.6追記

----CM----

さて、今回もギターを持って、弾き語りをさせて頂こうと思います。

今回、歌う曲は「バラード」という曲です。コンサートで、何度か、歌ったこともありますし、実を言うと自分、う~ん、大好きな歌で。

う~ん、これを歌っていると涙が出てくるぐらい。

男と女が、それぞれの思いを語り合うというか、ちょっと二人の関係があやしいな、みたいな感じの時に、女はこんなふうに思い、男はこんなふうに思い、バラード。

 

バラード(弾き語り) 

※後奏にスキャットあり(ウー ウー アーーー)

 

----CM----

 

◆2020.4.28 夢野旅人

2020年4月26日放送「松山千春ON THE RADIO」で、「教訓Ⅰ」と、「愛に近づいて」、そして「バラード」が弾き語りで歌われました。イレギュラーがちではあるが、演奏頻度は少なくはないが、弾き語りでは「愛に近づいて」と同じくコンサートで歌われていない。

 

以下、ラジオでのコメント。

------

やっぱり春のコンサートやりたかったからな。

ま、それが秋、9月、9月のけつだったよな。

9月の28日、宮崎市民文化ホールからスタートさせていただきまして、福岡。 10月に入ってから高知、そして香川県高松。

13日に岐阜。15日が四日市、19日神戸、21日が滋賀ですね。

そして10月の29日市原市市民会館、な。

何せ春のすべてをね、無理矢理秋の方にね、会館取りましたからね。 期待してくれよ。

 

もちろん、新型コロナウイルスが、完全な収束とはいかなくても、我々の生活は少しは自由に出来る、そんな中で歌えたら、有りがたいと思うしな。

 

こうやって生で曲を聴いて頂いて同年代、同世代の方々は、「う~ん、松山な。まだ頑張ってんのか」みたいな、な。

奴は、昭和30年生まれだから、1955年か、今年65だぞ。

 

でも二十歳の頃から、なくなってSTVラジオ元ディレクター・竹田健二さん。アマチュアのときから、毎週2曲作ってこいと、言われて。

う~ん、その時は、足寄、札幌間が長いとも思わなかったし、今、こうして歌えて、改めて嬉しいです。

 

皆に、自粛生活を強いられている中、楽しんでラジオを聴いて頂けるように、何が起こるか分からない生放送で歌わせて頂きます。

 

「バラード」という曲を歌いますが、要は男と女の曲です。

アルバム『思い出』にも入ってますけど、毎回、コンサートでこの曲は用意しているんだよな、メンバーがいつでも弾けるように。けど、殆んど歌ったことないんだよな。

 

あの、詞を聴いて頂ければ、非常にポジティブで、俺は、ま、自分のうたですけど、好きな歌なんですよ。

---「バラード」弾き語り---

 

◆2015.2.06 夢野旅人
「月刊SAGA 3」に、以下のことが語られていたので追記します(要約)。
01. 「バラード」は、『季節の旅人~春・夏・秋・冬~』の秋の章に収録されている「街の灯り」と対をなす作品である。

02. この曲は札幌市中央区にある旭山公園をイメージにして作られた。

ここは、それこそ「肩を寄せて いつも二人でいようね」と語り合うには絶好のポイントであり、この公園から見た灯りが「街の灯り」に繋がっていく。

旭山公園に行けばこの「バラード」という曲がより一層、リアルに鮮明に伝わると思う。


◆2014.4.22 夢野旅人

アルバム『STANCE』がリリースされた1989年春のツアーは「蒼き時代の果てに」。

初日はまだアルバムもシングルも発売前だったから、新曲はすべて初めて聴く歌だった。
その中で、一番印象に残ったのが本編中盤に歌われた「バラード」だった(ツアースタート当初、本編は衣装替えもなく完全な一部構成)。


~まだ若いから あなたへの 愛に素直に生きて行く 
長い髪を 短かくして お前は 涙浮かべた 
そんなお前に愛だけじゃ たどりつけない夢もある 
淋しいから 言わずにおく わずかな望み託して~

 

つい最近まで、この歌は不倫といった、他人に祝福されない男女の愛しかイメージできなかった。

実際、この歌が生まれたのはそんな恋愛からでしょう。


2013年の春のツアー。

5月から、帯広公演にきてくれた恩師の話をして、「途上」もしくは、この「バラード」が歌われた。

内容は概ね以下のとおり。

 

「タカハシマサル先生夫妻が来てくれた。

マサル先生は中学の時の恩師。 自分はバスケットの道に進もうと思っていた。

うちは貧乏でどうしょうもなかったから、ジャージも買えなかった。


しかし、マサル先生は、『千春君、 着るものがどうのこうのではないから。私服で練習してもかまわないし、試合のときは学校でユニホームを用意するから頑張れ』といってくれた。うれしかったな」。


「奥さんのエイコ先生は、高校の先生で、お茶の水大学から足寄高校。コンサートが終わって、『千春君、楽しかった』とよろこんでくれた。

すると、マサル先生が『千春君、ちょっと』と呼ばれた。『実は、妻は二年前から痴ほう症で、リハビリして今日のコンサートにきた。 コンサートを見ながら、一緒に笑ったりできて、本当によかった。 一時は、俺のこともわからない状態だった。 あんな楽しそうな妻を見たのは久しぶりなんだ。ありがとう』と言ってくれた。


お二人と挨拶をかわして、見送った。

『今日は、ありがとうごさいました』と、頭を下げた。

その頭が上げられなくなった。


『(7,8年前に癌を患った)マサル先生。癌が転移しないように検査を行ってください。

エイコ先生、一日でも長くマサル先生のことを覚えていてください。

そして、あなたの教え子の中に、松山千春という歌を歌っている生徒がいるということを覚えていてください。


先生は、あんなに凛々しかったじゃないですか。

あんなに、賢かったじゃないですか。

神や仏がいるのなら、

どうか、このご夫妻の行く末が素晴らしいものであってもらいたい。

そう祈っていたら、頭が上げられないよほど、涙が溢れてしまった。
また、コンサート来てくれて、楽しい時間を過ごせますように」

 

この話を聞いた後に歌われた、「途上」そして「バラード」。

それまで自分が捉えていた意味と違ってきこえた。

 

~やり直せるわ 何度でも 強い女になれるから 
傷ついても 傷ついても あなたのそば離れない 
そんなお前に この僕が棒げるものは何もない 
永遠に変ることない愛 せめてお前に誓おう~

 

~生きてゆこう 愛を二人で育てて 
やがて二人だけの 朝をむかえるまで

朝をむかえるまで~

 

恋愛を超えた、もっと大きくて深い愛。

最期まで、愛を育んで生きていってください。

そんな愛の歌にきこえたのです。

 

ちなみに、「バラード」。

たまにアンコールのラストに歌われるときがある。

2013年春の初日の越谷が終わって、みんなで打ち上げしているとき。

自分は、どこかの公演で、「バラード」をアンコールラストで歌うかもといった。

 

友人が、「ないよ。『流浪』とかえてまでないよ」という。

で、僕は、「ツアーグッズを賭けてもいい。やるとしたらアンコールラストだ」と言い切ったのですが、結果一部のラストでした。

ふぅー。

賭けなくてよかったなと。

 

◆歌詞

まだ若いから あなたへの 愛に素直に生きて行く 
長い髪を 短かくして お前は 涙浮かべた 
そんなお前に愛だけじゃ たどりつけない夢もある 
淋しいから 言わずにおく わずかな望み託して 

 

肩を寄せて いつも二人でいようね 
きっと 二人だけの 朝が訪れるね 

やり直せるわ 何度でも 強い女になれるから 
傷ついても 傷ついても あなたのそば離れない 
そんなお前に この僕が棒げるものは何もない 
永遠に変ることない愛 せめてお前に誓おう 

 

肩を寄せて いつも二人でいようね 
きっと二人だけの 朝が訪れるね 

生きてゆこう 愛を二人で育てて 
やがて二人だけの 朝をむかえるまで 
朝をむかえるまで

 

 

◆E. 松山千春全作品に思うこと~松山千春全作品解説5~1988-1989

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