「松山千春 『街』に思うこと~松山千春 全作品解説296~」S3071
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◇更新履歴
V1.0:2015.06.25 初稿
V1.1:2020.02.06 最新エディタにて記事を作成し旧記事と差し替えおよび所有のアルバム画像、歌詞を掲載
V1.2:2024.02.29 追記及び各項の追加
■「街」編曲者:清須邦義
1979年5月21日リリースのアルバム 『空を飛ぶ鳥のように 野を駈ける風のように』のA面1曲目(CD1曲目/全10曲)に収録
※ 直近の演奏実績
・松山千春コンサート・ツアー2017『愛が全て』
◆レコーディングミュージシャン
(後日、追記 < 一部のミュージャンの日本語変換できず>
楽曲個別ではなく、アルバム『空を飛ぶ鳥のように 野を駈ける風のように』全体のクレジット)
01. ドラム:鈴木正夫
02. ギター(AG):清須邦義、松山千春
03. ギター(EG):沢健
04. ベース:松本英二
05. キーボード:大原茂仁
06. パーカッション:斉藤不二男
◆所有収録CD・アルバム
◆所有収録CD・アルバム
◆所有収録アナログ・アルバム
◆所有収録ミュージックテープ・アルバム
◆2024.2.29 夢野旅人
コンサートにおいて千春は、1曲目から2曲目、3曲目あたりまでは、その日の自身のコンディションや会場の空気感を確かめながら進めるという。
他のミュージシャンのようにアタマからテンション全快な始め方はしない。一曲目の選曲についても「流れ星」や「優しい風」、「季節の中で」といった比較的客にとって馴染みのある楽曲を選ぶ。
一曲目、本編一部で「おっ!」と感嘆する曲は少ない。
しかし2017年秋のツアー『愛が全て』の厚木での初日。
一曲目が「街」続いて、久しぶりに歌われた「夜よ泣かないで」。
また「トワイライト」も歌われた。初日には歌われなかったが、「北風の中」も歌われた。
もうコンサートでは聴くことはできないだろうと思っていた「街」と、続く「夜よ泣かないで」の流れは感動的で納得の本編一部でした。
しかし、残念ながらツアーを通して「街」は2回歌ったのみ。「夜よ泣かないで」や「トワイライト」は初日のみ。
今、振り返ると初日の厚木は幻のように思えてきます。
2024年春のツアー「友よ」
初日まで
あと37日
(2024.2.29現在)
本日もよろしくお願いいたします。
◆2015.6.25 夢野旅人
キャニオンレコード在籍最後となる4枚目のオリジナルアルバム『空を飛ぶ鳥のように 野を駈ける風のように』。
瑞々しい原石が『君のために作った歌』とするならば、これから自分の唄が、商業主義に取り込まれずに自由に歌えるかといった不安と、音楽的アプローチの模索が垣間見れるセカンド『こんな夜は』。
「季節の中で」で一躍トップアーティストとなり初の首位を獲得した『歩き続ける時』。
千春を取り巻く環境の変化、周囲の声に戸惑いを感じながらも、全国で歌うことにより松山千春のフォークソングを確立していく。
そんな3年間の集大成が『空を飛ぶ鳥のように 野を駈ける風のように』だったように思う。
それまで故郷回帰、ふるさとを歌った唄はあったが、それをより明確にしたアルバムでもある。
新譜ジャーナルのレビューでも触れられているが、
A面は、夜をテーマに都会に暮らす人の心情を、B面は大自然、故郷の中で生きる人の心情ともいえるナンバーが集められている。
そんなアルバムの一曲目が「街」である。
~人の波につまずいて たおれかけても
この夢誰にも 渡したくはない~
~むなしさだけの 人生だけど
せめて小さな 愛があれば
楽しすぎた思い出を かきあつめて
今夜は静かに 語り明かしたい~
と綴られている。
「夜」に通じるのだが、都会に住む人の空しい夜を、心の叫びを歌うことができるのも松山千春の魅力である。
ライブで歌ってくれないけどさ。
「街」は、79年春のツアーが最初で最後だろう。
東京公演では、一曲目で歌われた。
あるとき。
友人が知る女性ファンを紹介されたとき。
どの曲がきっかけで、ファンになりましたかと訊くと、この「街」だった。
でも、こういった曲は男性のほうが琴線に触れる。
そう思っていので、とても印象に残っています。
本日も、ありがとうこざいました。
◆歌詞及びオフィシャル動画・音源
今夜も誰かを 誘いかけている
僕の心の中を けだるいだけの
時間が過ぎても 追いかけはしない
むなしさだけの 人生だけど せめて小さな 愛があれば
楽しすぎた思い出を かきあつめて 今夜は静かに 語り明かしたい
人の波につまずいて たおれかけても この夢誰にも 渡したくはない
僕の心の中を 冷たいだけの 季節が過ぎても ひきとめはしない
むなしさだけの 人生だけど せめて小さな 愛があれば
楽しすぎた思い出を かきあつめて 今夜は静かに 語り明かしたい
◆松山千春全作品に思うこと~全作品解説1977-1980 インデックス1
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