「松山千春 『うぬぼれ』に思うこと~松山千春 全作品解説300~」S3079

 

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◇更新履歴

V1.0:2015.06.29 初稿

V1.1:2020.02.07 最新エディタにて記事を作成し旧記事と差し替えおよび所有のアルバム画像、歌詞を掲載

V1.2:2022.02.15 歌詞の追記及び是正

V1.5:2023.12.20 オフィシャル動画・音源へのリン


■ 「うぬぼれ」編曲者:大原茂人
1980年11月21日発売のアルバム『木枯しに抱かれて』のA面3曲目(CD 3曲目/全10曲)

  

 

 

◆レコーディングミュージシャン(アルバム全体のクレジット)
01. ギター(EG): 松原正樹
02. ギター(AG): 笛吹利明、松本喜代志
03. ベース: 長岡道夫
04. ドラム: 島村英二
05. キーボード: 大原茂人

06. パーカッション:ラリー寿永

07. トランペット:数原晋
08. ホルン:長岡慎、山城雅之
09. フルート:衛藤幸雄、相馬充
10. スティール・ギター:尾崎孝

11. サックス :斉藤清
12. トロンボーン :新井英治

13. オーボエ :坂宏之
14. ハーモニカ :八木のぶお
15. マリンバ :金山功

16. アルトサックス、クラリネット:ジェイクH・コンセプシオン (Jake H.Concepcion)
17. ストリングス:JOE アンサンブル
18. バッキング・ヴォーカル:Vennette Glound、Maxine Willard、Steffanie Sprvill

 

◆所有収録CD・アルバム

◆所有収録アナログ・アルバム

 

◆2015.6.29 夢野旅人

レビュー300曲目です。

昨日、一昨日の6月27日、28日は土日。

34年前のこの日も土日で、はじめての日比谷野外音楽堂でのソロライブの日でした。

 

「うぬぼれ」。

僕のフェイバリットソングの上位にあるので友人女性が云う。あの唄、歌詞の辻褄があわない、おかしくないですか。

 

~君のほほえみで 僕のうぬぼれが 消えてゆく~と歌っているのに、 

祈り疲れた、捧げつくした僕のために 愛してほしいと綴られているからだろう。
 
「分からんかな。女子には、この男心が」と思った。それより何より、この曲は歌詞が云々ではない。

 

自分の中で、ライブで聴きたい歌で選ぶフェイバリットソング。「ひとりじめ」同様、

ライブでの印象が多大に加味されている一曲です。

 

初演は、リリース前の80年春、ライオン全国フォーク音楽祭ゲストステージでの弾き語り。

ツアーでは、81年春の冒頭の日比谷野外音楽堂の二日間が最終日なった「時代をこえて」で、アンコール、フルバンドで歌われた。

 

日比谷でのライブは、2001年にライブBOX『CHIHARU MATSUYAMA LIVE BOX 1980-1999“O・I・RA”』でCDとなる。

 

アンコールは、初日が6曲、最終日が5曲歌われ両日とも、「うぬぼれ」が歌わている。

しかし、ライブ盤には、「季節の中で」の一曲のみしか収録されていない。

 

今でこそ、アンコールはテキトーにやっていると(リップサービスを含め)本人はいう。

しかし、当時は自身の燃え盛る情熱と、オーディエンスの熱狂の中で、一曲、一曲振り絞るように歌っていた。そこにテキトーという様相は微塵のかけらもない。
喉が潰れたらそこで終わる。 

そんなアンコールだった。

 

そんなステージを春だけで40本。

喉が、傷まないわけがない。

けど、それを支えていたのが、千春の鬼気勝る気迫と情熱、オーディエンスの熱狂と声援だった。

 

係員の怒号が飛び交う中、興奮の坩堝と化したアンコールの一曲目「浜辺」。

その後、千春は叫ぶ。

 

後ろの人も前の人もありがとう。

外(会場の外)で聴いている人もありかとう。

今日はとことん歌わしてもらいますんでよろしく(要約)。

 

その言葉を受けての「うぬぼれ」。

擦れゆく千春のヴォーカルと女子たちの歌声がひとつになって夜空に消えていく。

もうひとつのハイライトともいえるシーンでもあった。

 

イメージしてみてください。

ね、聴きたくなってくるでしょう、「うぬぼれ」。そのシーンを、カットしちゃいけない。

もう、ライブ盤の収録曲を見てがっかりしたもの。

 

確かに声は傷んでいるだろうし、荒い歌い方でアンコールは割愛したのだろうけど、それらも、あのツアーと千春を象徴していた。

 

すべてを丸ごとパッケージしてほしかった。

そんなことを、「うぬぼれ」を聴くと思うのです。

 

◆歌詞及びオフシャル動画・音源

 

ささやくように 愛して欲しい 

祈り疲れた 僕のために 

君のほほえみで 

僕のうぬぼれが 消えてゆく 

 

いたわるように 愛して欲しい 

捧げつくした 僕のために 

君のほほえみで 

僕のうぬぼれが 消えてゆく 

 

君のほほえみで 

僕のうぬぼれが 消えてゆく

 

◆松山千春全作品に思うこと~全作品解説1980-1981 インデックス2

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