「松山千春 『北風』に思うこと~松山千春 全作品解説111~ 」S2429

 

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◇更新履歴

V1.0:2014.06.10 初稿
V1.1:2015.02.10 文章とレコーディングミュージシャンを追記

V1.2:2017.09.03 記事を修正

V1.3:2019.10.29 最新エディタにて記事を作成し旧記事と差し替えおよび所有のアルバム画像、歌詞を掲載

V1.5:2023.12.20 オフィシャル動画・音源へのリンク

V1.6:2024.03.01 直近の演奏実績を追加


■ 「北風」編曲者:丸山ももたろう

1997年8月30日発売のアルバム『叫び』の9曲目/全10曲

 

 


 ※ 直近の演奏実績

・松山千春コンサート・ツアー2023秋


◆レコーディングミュージシャン(楽曲個別のはなくアルバム『叫び』全体のクレジット)
01. ギター(AG):笛吹利明、丸山ももたろう、古川昌義
02. ギター(EG):松原正樹、好永立彦、徳武弘文、土方隆行
03. ドラム: 島村英二、渡嘉敷祐一

04. ベース:美久月千晴、高水健司、岡沢章
05. キーボード:エルトン永田、夏目一朗、中西康晴、山田秀俊
06. パーカッション: 浜口茂外也、菅原裕紀

07. ストリングス:KATOH JOEKATOH JOE groupMASA SINOZAKI group
08. サックス: 佐野博美、平原まこと

09. 二胡(èrhú): Jia Peng Fang ジャー・パンファン(賈鵬芳)

10. コーラス:YOKO ASAI

□sys.OP:渋谷年治、TAKASUMI KUNIMOTO

 

◆所有CD画像

 

◆2015.2.10 夢野旅人

「月刊松山SAGA3」で述べられていたことを追記します(要約)。

 

冬の北海道で吹きつける北風の寒さと半端ではない。

寒さたけではなく北風というのは同時に恐さも運んでくる。

鉄筋の家屋が増えた最近では感じないかもしれないが、俺たちの子供の頃。

どの家も貧しい木造建て。

強い北風が吹くと、窓はもちろんのこと、建て付けの悪い箇所がガタガタガタガタと不気味な音を立てる。 この音が、たまらなく不安感をかきたてた。

だからこそ、愛する人と一緒にいたい、いつまでも温め合っていたいと思う。


その願いをストレートに詞に託したのがこの曲。
北風というと、すぐにロシアをイメージする。

北海道よりも北のロシアから吹き付けてくる北風。

そう思うだけで、身も心も余計に寒さを感じる。

 

◆2014.6.10 夢野旅人(2017年9月3日 修正追記)
柴草玲のコーラスが印象的だった「北風」。

初めてこの曲を聴いたのは、リリース前である1996年8月4日、鎌倉芸術館でのステージ。

 

アンコールでの弾き語りで、「ひとりの部屋」 「北風」が歌われた。

曲名を千春が口にしなかったので、手帳には「冷たい風だね」と記してあります。


おそらく秋のシングル制作だったのでしょう。

この時期、全国100箇所のツアーの合間を縫っての、レコーディングの最中だった。

千春は、「どっちの曲がいいか」と客席に拍手を求めた。


自分は、「北風」に拍手した。

ギターを置いて千春が、夏目一朗に向かって「『もう一曲あるじゃないですか』・・・か」といった。


その言葉を推測するに、この時期にレコーディングされたのは3曲で、残りの一曲は、夏目一朗編曲の「10月・雨」だったのだろう。


最終的にその秋のシングルは「あなたのために/10月・雨」がリリースされた。

(「あなたのために」は、同年8月27日の月寒公演 での弾き語りが初演。


そのとき。

PAに向かって千春が「おい、市川、ちゃんと録れたか。俺にもしものことがあったら出すんだからな」といったことを鑑みると、まだスタジオでのレコーディングはされていなかったと考えるのが妥当)


鎌倉のステージから一年以上を経て、リリースされたアルバム『叫び』に収録された「北風」。
 

冷たい風だね 窓をたたくのは 
いよいよ冬へと 向かう知らせだね 

こうして二人は 季節を重ねる 
愛しているんだ どんな時でも 

このままでいたい このままでいよう 
失うものなど どうせないからね 

突然 明日が 背中を向けても 
愛しているんだ どんな時でも 

0h 0h 0h・・・  0h 0h・・・

冷たい風だね 窓をたたくのは 
人はそれぞれの 道に迷い込む 

もちろん二人で 生きていたいよね 
愛しているんだ どんな時でも 

もちろん二人で 生きていたいよね 
愛しているんだ どんな時でも 

0h 0h 0h・・・  0h 0h・・・

 

この曲に関する千春のコメントは上記を参照してください。

ライブでは楽曲の、演奏のグルーヴ感を楽しみたい一曲。

その観点からいうと、サビの、0h 0h 0h・・・  0h 0h・・・

のフレーズ。

 

過去のライブバフーマンスで強烈に印象に残っているのが1997年秋。

ピアノの柴草玲の

0h 0h 0h・・・  0h 0h・・・

のコーラス。

西川光子のコーラスをかき消すほどの、

千春のヴォーカルよりでかい柴草玲の声量は圧巻でした。

 

千春がメンバー紹介のとき。

「柴草はよく食う。いつも何かしら食っている」と言っていたが、小食じゃあの声はでないだろうとと、妙に納得したものです。

 

この曲を聴くと、今でも

彼女の

0h 0h 0h・・・  0h 0h・・・

が脳裏をこだまするのです。
 

◆柴草玲

チカブーンのキーボード奏者としてデビュー。

チカブーン脱退後、スタジオ&ツアーサポート。

Cocco、松田聖子などへの楽曲提供。

Coccoの「強く儚い者たち」(1997年11月21日)、「樹海の糸」(1999年4月14日)などが大ヒット。

現在は、ソロアーティスト活動へ。

 

◆歌詞及びオフシャル動画・音源

冷たい風だね 窓をたたくのは いよいよ冬へと 向かう知らせだね 

こうして二人は 季節を重ねる 愛しているんだ どんな時でも 

このままでいたい このままでいよう 失うものなど どうせないからね 
突然 明日が 背中を向けても 愛しているんだ どんな時でも 
0h 0h 0h・・・  0h 0h・・・

冷たい風だね 窓をたたくのは 人はそれぞれの 道に迷い込む 
もちろん二人で 生きていたいよね 愛しているんだ どんな時でも 

もちろん二人で 生きていたいよね 愛しているんだ どんな時でも 
0h 0h 0h・・・  0h 0h・・・

 

◆H.松山千春全作品に思うこと~松山千春全作品解説8~1996-1999

 

 

 

 

 

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