「松山千春 『歩き続ける時』に思うこと~松山千春 全作品解説82~」S2253

 

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◇更新履歴

V1.0:2014.04.05 初稿

V1.1:2014.10.31 レコーディングミュージシャンを追記、一部文書を是正

V1.2:2015.12.28 文章を追記

V1.3:2019.09.04 最新エディタにて記事を作成、旧記事と差し替えおよび所有アルバム画像、歌詞を掲載

V1.5:2023.03.25 オフィシャル動画・音源へのリンク

V1.6:2024.03.07 演奏実績及び追記


■「歩き続ける時」編曲者:清須邦義

1978年10月21日発売のアルバム『歩き続ける時』のLPA面5曲目/全10曲

 


※ 直近の演奏実績

・松山千春コンサート・ツアー2022春


◆所有収録CD・アルバム

 

◆所有収録アナログ・アルバム

 

◆レコーディングミュージシャン (楽曲個別ではなくアルバム『歩き続ける時』のクレジット)
01. ドラム:岡本あつお(岡本郭男)、正木五郎、平野肇

02. ギター(AG):清須邦義、安田裕美、松山千春
03. ギター(EG):安川ひろし、椎名和夫
04. ベース:本田達也、田中章弘、平野融
05. キーボード:倉田信雄、中西康明

06. パーカッション:中島御、木村邦治


◆2015.12.28 夢野旅人

2015年秋のツアーで「生きている」と入れ替わる形でアンコールラストに歌われた。

同ツアーでの初演は名古屋。

友人の感想は、「最高級のパフォーマンス」だったと。

 

フルバンドでは1998年春の本編、そして2010年秋にイレギュラーでアンコールラストで歌われている。 

 

友人は歌い上げる歌が好みである。

ゆえにバイアスがかかっているのではないか。

正直言って、1998年春の「歩き続ける時」の感動を超えることはないだろう。

そう高を括っていた。

 

沼津。

自分は、ここで初めて聴いた。

絶品でした

5年、10年に一度あるかないかの、身動きが取れなくなるほどの、目に、脳裏に焼き付くほどの歌声だった。

 

体力的に何の不安がなかった、90年代の歌声よりもはるかに凌駕していた。
昔に比べて声が出なくなったといわれて久しい。

 

しかし、今でも、これほどまでに聴く人の心に響く歌を届けられるシンガーは松山千春しかいない。

心底そう思えた瞬間でした。

 

◆2014.4.5 夢野旅人
2014年4月16日発売の新曲「歩き出してくれないか」は、

人生の途に迷う人たち、全てに優しい歌だった。

メッセージソングではあるけれどラブソングに思えた。

 

「歩き続ける時」の歌詞。

~もしも歩き疲れたら 僕が唄を歌おうか~

デビューのころから、今現在まで千春は変わっていない。

 

ラジオで千春がいった。

「いつも、自分ができることを考える。 みんな(リスナー)には、メールを読んで伝えたい、贈りたい歌を選んでかける。 そのくらいしかできないけど、そんな、そのくらいのことが大事なんだと思う」。

 

千春は歌い始めた時からわかっていたのだろう。

自分を信じて応援してくれる人達にできることは唄を歌うことくらいだと。

 

ライブでの「歩き続ける時」の初演。

初めて有料コンサートである1977年8月8日、札幌厚生年金会館。 

初めてホールで、ワンマンコンサートを開いた同年3月15日の足寄公民館では歌われていない。

 

また1979年以降、1980年代で歌われていない。

自分が初めて聴いたのは、1991年秋。

アンコールでイレギュラーでの弾き語りだった。

フルバンドで演奏すれば、もっとスケール感が増すであろう。

でも直観的に、今後、フルバンドでは演奏されることはないだろうと思った。


しかし、そんな思いに反して、1998年春の本編ラストで歌われた。

お姉さんである絵里子さんが他界して直後のツアーだった。

~もしも 疲れ果てたなら 僕が 支えてあげようか~

病と闘うお姉さんの姿を見ながら、そう感じたのだろう。

1998年5月7日 越谷での初日。

そう思いながら聴いた。

 

2010年4月。

千春にとって、名前の知らない顔見知り。

東京に来ると、空港などで顔をよく見かけていた、たまに世間話をしていたファンがガンで他界した。 元読売巨人軍の桑田真澄に似ていたことから、千春は「桑田、桑田」と呼んでいた。

 

葬儀に花をおくったという。

そのとき、初めて彼女の本名を知ったという。

 

2010年春のコンサートツアー。

アンコールラストで、彼女のフルネームを口にして「自分の歌は、みんなのプライドになっているのだろうか」と客席に投げかけて、12年ぶりに「歩き続ける時」が歌われた。

 

~もしも歩き疲れたら 僕が唄を歌おうか~

デビューのころから歌っている「歩き続ける時」から新曲の「歩き出してくれないか」、今現在まで伝えたい思いは、変わらないのだろう。

 

松山千春の歌の全ては、みんなに、僕らに向けたラブソングである。

千春のできることは、みんなに、僕らに、唄を歌うことだけ。

それだけのことしかできない。

 

だけど、それだけで十分だと思うのです。

同じ時代に生きることができただけで感謝と思えるのです。

 

◆歌詞及びオフフシャル動画・音源

振り向かないで この道を 歩き続けてほしいから 

振り向かないで この道を 歩き続けてほしいから 
めぐる季節のその中で 流されないでほしいから 
もしも 歩き疲れたら 僕が唄を歌おうか 
君の瞳の輝きが 涙なんかで曇らぬようにね 

もどることなく この道を 歩き続けてほしいから 
だれもみえない明日の日を 信じ続けてほしいから 
もしも 疲れ果てたなら 僕が支えてあげようか 
君の小さな手のひらで いつか幸せつかめるようにね 
君の小さな手のひらで いつか幸せつかめるようにね 

もしも 疲れ果てたなら 僕が支えてあげようか Ah・・・
振り向かないで この道を 歩き続けてほしいから Ah・・・ 


◇松山千春 2024.4.3リリース「友よ」

 

◆松山千春全作品に思うこと~全作品解説1977-1980 インデックス1

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