「2019年3月11日(月) 神田松之丞『銀幕の松之丞』2019の演目等と感想」S5925

 

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◆更新履歴

V1.0:2019.3.16 初稿

■2019年3月11日(月) 神田松之丞『銀幕の松之丞』2019の演目等と感想

◆出演者

01.  神田松之丞 講談師 1983年6月4日生35歳 日本講談協会および落語芸術協会所属、芸能事務所は未所属 二ツ目

02.  ナイツ:漫才コンビ 塙宣之1978年3月27日生40歳、土屋伸之 1978年10月12日生40歳 マセキ芸能社、漫才協会、落語芸術協会所属のお笑いコンビ、漫才師

03. 坂本頼光活動弁士(無声映画の弁士) 1979年6月23日 39歳

 

◆感想

現在、最もチケットの取れないというか、取りにくい講談師・神田松之丞。

自分も、御多分に漏れず有楽町朝日ホールでのチケットはとれず。

何とかライブヴューイング(ライブ中継)のチケットが当選した。

講談界で初のライブヴューイング。

一昨年、初めて彼の講談を見て以来、彼、松之丞の講談は2度目。

この間、ほかの講談を何度か見に行ったが、人気、動員、実力、何もかもが桁外れ。

どだい何度か、彼の観たいイベント、独演会はいくつか、あったがどれもチケットが取れず。

それだけに今回、中継といえど楽しみにしていた。

 

進行、話した内容は下記、(演目・進行表、時間推移)のとおり。

ナイツの漫才、沖縄の神社のおみくじに凶しかないネタ。

(沖縄の神社のおみくじは凶しかないって知ってましたか。へぇ、そうなんだ、どうして? もう基地-吉、大吉、小吉-はいらない)

そのネタをきいて巧いな、と。 

早速、次の日、知り合いたちに試したら、うけなかった。

 

坂本頼光は活動弁士といって無声映画を上映中に、その内容を語りで表現して解説する。

題目は 「血煙高田馬場」。

音声が既に入っている映画を見ているようだった。

 

そして神田松之丞。

題目は、「赤穂義士伝」より「神崎の詫び証文」。

松之丞がまくら(話の前置き、本題に入る前の短い話)で触れていたが、「赤穂義士伝」の話はいくつもあるが、それらほとんどは「別れ」がテーマだという。

 

神崎の詫び証文」 のあらすじ。

神崎与五郎とは、神崎則休(寛文6年(1666年)- 元禄16年2月4日(1703年3月20日)赤穂浪士四十七士の一人で通称は与五郎。

その神崎が仇討ちを前にして、江戸に下る東海道箱根山で、酒に酔った馬喰の丑五郎と揉め事を起こす。

斬り捨てることは容易だったが、神崎は堪えて、丑五郎に土下座と詫び証文を書く。

幼いころから侍が嫌いだった丑五郎は、侍から土下座と詫び証文までとったと喜びながら、神田を野次馬たちの前で蔑む。

討ち入り後に赤穂浪士四十七士の一人に神崎の名前があることを知って、すべてを悟った丑五郎は・・。

 

 

そんな話なのですが、約40分、神田松之丞、すごかった。

鬼気迫るというのはこのことか、と思うほどに話に引き込まれていく。

松之丞が神崎与五郎に、丑五郎に見えてくる。

それぞれの神崎与五郎の堪え忍ぶ心情、丑五郎の人情が嫌というほど伝わって涙が禁じ得ない。

 

誰かに似ているな、答えはわかっていた。

松之丞と同じ年あたり、1989年秋のステージで「凡庸」を歌う松山千春のように思えた。

鬼気迫るヴォーカルに引き込まれ涙が禁じえなかった、あの日の千春が神田松之丞と重なった。

 

中継とはいえ大満足でした。

そして改めて、間違いなく彼は、講談界を牽引していくと思った夜でした。

 

◆演目・進行表、時間推移(ライブ・ヴューイング)

18:35頃 ゲートオープン

18:54:09 中継開始

18:55:28 アナウンス(笑い屋・重藤)

 

19:00:44 暗転・スタート ナレーション(神田松之丞)

19:02:21 神田松之丞トーク

 

・会場の物販販売所にいたら高田文夫が立っていた。

・昼の部での立川談春のネタはしゃぶ

・ラジオ「神田松之丞問わず語りの松之丞」は4月以降も継続するが時間帯が変わる。その時間を公表すると、その時間帯だった番組は終わるんだ・・・ということになるので言えない。

・キティとの『キティちゃんと二人会』の話、林原めぐみが絡んでいることを匂わす。

 

19:08:31  ナイツ 漫才

・沖縄の神社のおみくじに凶しかないネタ

・パワハラ関連ネタ(アメフト悪質タックル問題の内田正人・前監督→体操、宮川紗江にパワハラ告発を受けた塚原夫妻→鴨池夫妻→ボクシング山根元会長)

・歳の差カップルネタ(黒柳徹子ほか→オノ・ヨーコ)ほか

 

19:25:04 神田松之丞とナイツのトーク

・ナイツ、テレビ番組「ダウンタウンなう」の企画で、俳優の坂上忍にテンションが低いと激怒された。

・神田、バナナマン日村勇紀の過去の淫行が発覚して、代わりに番組のオファーがあり内定していたが、その経緯を放送で話して降板した話。

・年頭から揉め事として引っ張っていた神田が、ナイツ・土屋からもらった出産祝いが1,000円だったネタ。ライブ当日に土屋から正式な出産祝いとしてアマゾンカード5万円分をもらい、矛先は出産祝いをくれない塙へ。最終的には塙が鴨池元理事長の鴨池元理事長の俳句を詠むのを真似て謝罪してトークが終了。

 

19:44:20 坂本頼光 「血煙高田馬場」(無声映画語り解説)

 

19:56:23神田松之丞 講談「神崎の詫び証文」(「赤穂義士伝」より)

 

20:43:53 エンドロール

20:47:22 終演

 

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