「松山千春 『真っ直ぐ』に思うこと～松山千春 全作品解説351～V1.7」S3247
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◇更新履歴
V1.0：2015.09.08 初稿
V1.1：2015.09.14 記事を追記
V1.2：2015.10.14 コメントを記事に記載
V1.3：2016.06.01 記事を追記
V1.5：2021.01.13 歌詞と記事を追記
V1.6：2021.07.14 記事の追加
V1.7：2021.11.23 所有CD画像の掲載
■「真っ直ぐ」編曲者：夏目一朗
2015年10月14日リリースの76枚目のシングル
・2021年1月25日リリース『弾き語りライブ』DISC2-8曲目
2018年5月20日 荘銀タクト鶴岡(鶴岡市文化会館)での弾き語り音源収録
◆所有CD画像
◆2021.7.14 夢野旅人
コロナ禍で、1年半ぶりのコンサートとなったツアー2021春。
二部は、「季節の中で」から、一曲ごとにMCを挟み「ヤーヤーヤーヤーヤー」、「黄昏」、「生命」、そして、「流浪」
で、本編が終了しました。
二部のMCの中心は、今年1月に99歳で亡くなられた母、ミヨさんとの幼少期の思い出、そして、北海道の土に還るとき、あの世でも、父さん、母さんの子供でいたい。
そんなメッセージを残しての「流浪」でした。
ただ、名古屋の二日目、一度だけ、「真っ直ぐ」が、「生命」のあと、MCを挟み、歌われ、続いて「流浪」が歌われました。
2021年1月10日放送「松山千春ON THE RADIO」、弾き語りで「生命」が歌われ、その後「真っ直ぐ」がかったように、千春のなかで、「生命」と「真っ直ぐ」は繋がっているのでしょう。
名古屋での、「生命」からの、「真っ直ぐ」、「流浪」の流れはとてもよかったです。
◆2021.1.13 夢野旅人
2021年1月10日放送「松山千春ON THE RADIO」。
放送日翌日が成人の日ということで、二十歳、成人にまつわるテーマ、話題の内容で、千春が二十歳、1975年の年間ヒット曲、一位「昭和枯れすゝき」と2位の「シクラメンのかほり」、弾き語りで「生命」が歌われました。
そして番組のラスト、新成人へのメッセージとともに千春の「真っ直ぐ」がかかりました。
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(春のコンサートが出来ればできたらいい。ゴロゴロしているから腰痛、腰痛のフォークシンガーだよ。)
成人になられた方々、ま、別にな、急に物事が全て変わるわけではないですけど、是非とも、あなた自身がまずは変わってください。大きな責任がこれからは伴ってきますから。
しかしながら、子供のような無邪気な、そういう気持ちはいつまでも忘れないでください。変な大人にはならないで欲しいと思ってます。
松山千春、今回最後の曲は、「真っ直ぐ」。
「真っ直ぐ」O.A
◆2016.6.1 夢野旅人
最近、よくこの歌を口ずさんでいます。
「生きている」、「生きて」、「歩き出してくれないか」、「帰り道」など近年の歌に心を澄ませてみる。
聞こえてくるのは、
創ろうとせず、
取り繕うとせず、
自身や社会・生活に真摯に向き合うことにより、
身体から溢れ出てきたメロディーと言葉。
還暦やデビュー40年目を迎えて姿形が変わり、
声の音色が変わっても千春の歌心は、
何ら変わることなく、自身を貫きながら、
誰よりも純真な心で歌い続けてきた。
最新シングル「真っ直ぐ」。
この曲を今年1月25日、札幌でのファンミーティングで、聞きながら、改めて、そう強く感じた。
40年間、いやそれ以前から、千春の伝えたいこと、歌いたいことは変わらないのだろう。
だからこそ、千春の歌は言霊となり、人の心に染み入ってくる。
普遍的なテーマで、わかり易い言葉でシンプルなメロディー。
それゆえ音楽を、エンターテイメントとして捉えている聞き手には物足りないと思う。
若者に限らず聞く人によっては、綺麗ごと染みた、ありふれた歌詞、薄っぺらい内容に聞こえてしまうかもしれない。
千春は常に僕らの先を歩いている。
立ち止まって歌を作ることはしない。
もしも聞き手が、千春に追いついて、千春の歌を欲して心を澄ませたとき。
どのアーティストよりも、琴線にふれる歌となるのだろう。
この曲を口ずさむと強くそう感じるのです。
◆2015.10.3 人は誰でも君さん
千春を終生、敬愛するみのや雅彦氏。
1988年2月ぐらい。
彼のラジオ収録が終わり飲みにご一緒したことがある。
その席で、みのや氏は言った。
「千春さん、もう一度ヒットを狙ってる。あの人、もう一曲ヒットがでれば完璧だ」と。
ヒット曲ってなんだろう。
色々定義、解釈はあるのだろけど、時代の象徴と大衆支持という気がする。
曲の完成度や音楽性とは別に、
ヒット曲には、それまでそのアーティストを知らない、
興味のない人を振り向かす力があると思う。
そして新しいファン層が広がる。
松山千春が今更売れる必要はないけど、
その作品の良さを知らない人が多すぎる気もする。
世間一般は「長い夜」まででしょう。
おそらく千春の認知時期は。
あえて言うなら格だけが大きくなってはいないかと思うのです。
長渕剛も近年ヒット曲に恵まれなかったが、オールナイトライブで自己存在をアピールした。
千春も確かに10万円ディナーショーなど話題性はあるものの、
ビックイベントやヒット曲には遠く離れてしまってる。
マイペースで、色んなアレンジ、ライブで歌ってない曲、未発表曲など引出しがあるのは理解しますが、今一度、アーティストとして大衆に支持される作品を世に送り出してもらいたと思います。
今の千春で良いという99％の思いと、1％の逆転サヨナラ満塁ホームランのヒット曲を期待するのです。
才能が枯れたとかは、千春には似合わない。
現役時代のプロ野球の落合博満のように、「今年も3つ（三冠王)を狙うよ」と言い続けてほしい。
コアなファンしか買わない状況の千春のシングル。
もっともっと多くの人に買い聴いて貰いたいなと。
起承転結シリーズがあっても、買わずにいられないシングルをどうか、世にだしてほしい。
来年は40周年。
1983年「眠れない時代」以来の実に33年ぶりのアルバムチャート首位、
1981年「長い夜」以来の35年振りのシングルチャート1位を、
ぜひとも実現させてほしいです。
◆2015.9.14 夢野旅人
2015年9月13日放送のラジオ「松山千春 ON THE RADIO」で「真っ直ぐ」がO.Aされました。
3分38秒（実測）のサイズに仕上がっています。
曲がかかる前に以下のコメントがありました。
自分も、こうやって来た（真っ直ぐに歩いてきた）し、出来れば皆も真っ直ぐに、歩いて行けたらな。 そんな想いで、この曲を書きました。
◆2015.9.8 夢野旅人
2015年8月9日放送のラジオ「松山千春 ON THE RADIO」で秋にシングルをリリースすることを伝えている。 このとき、既に「真っ直ぐ」と「今日を迎える」を書き上げプロデューサーの夏目一朗に楽曲を委ねている。
20日、コロムビアHPにツアータイトルがタイトル未定から「真っ直ぐ」に書き換わった。
23日のラジオ。
レコーディングが終了しツアータイトルを「真っ直ぐ」にした。
今夜は弾き語りで披露したかったがマネージャーにまだ早いと言われたと話している。
竹田ディレクターの39回目の命日を経た30日の放送で、初めて弾き語りで披露される。
～真っ直ぐに育つことを願う
真っ直ぐに歩くことを祈る～
大人も子供も真っ直ぐに、真っ直ぐに生きてもらいたいという・・
そういって歌い始めました。
歌い終わって、以下のように話ししました。
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という曲で・・・「真っ直ぐ」。
自分たち忘れてしまってたようなことかもしれないけど、
できれば真っ直ぐに歩いていきたいし、
人を、他人をですね、真っ直ぐ見られる、見ることができる人間でありたい。
そしていつもあなたは真っ直ぐに生きてほしいです。
世の中、ほんとに残忍な残念な事件が続発していますけど、
もしも我々が、真っ直ぐにという気持ちを持っていればね、
また、そういう事件も起こらなかったかもしれない。
フォークシンガーですから、いつでもメッセージ。
どんな歌をきいてくれる人にもメッセージを投げかけてゆく。
ちょうど8月27日が竹田さんの、
俺を生んでくれたSTVラジオの竹田さんの命日ということもありまして。
「竹田さん、こういう唄、歌ってていいですよね。
もう他に誰もこういう唄を歌うような時代でもないし、
また、それがみんなに理解され、持て囃される時代ではないけど、
自分はフォークシンガーとして真っ直ぐ、こういう唄をこれからも歌っていたいです」
と、手を合わせてきました。
◆歌詞
真っ直ぐに 育つ 事を 願う
真っ直ぐに 歩く 事を 祈る
人生なんて 山あり谷ありで
風は吹くし雨も雪も降るし
だけど お前は いつも 真っ直ぐに
生きて欲しいよ 生きて欲しいよ
真っ直ぐに 人を 見れる ように
真っ直ぐに 夢を 掴む ように
健康であれ よく遊び学べ
空と大地の中を駆けまわれ
そして お前は いつも 真っ直ぐに
生きて欲しいよ 生きて欲しいよ
生きて欲しいよ 生きて欲しいよ
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