「松山千春 『人生』に思うこと~松山千春 全作品解説288~」S3060/R


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◇更新履歴

V1.0:2015.6.22 初稿


■ 「人生」 編曲者:松山千春 <2:42>
1983年11月5日発売のアルバム『眠れない時代』のLP B面5曲目(CD 10曲目/全10曲)。


◆レコーディングミュージシャン
・ギター(AG): 松山千春

◆2015.6.22 夢野旅人

松山千春の歌詞のある唄の中で一番短い楽曲はなんだと思う。

そう、友人達に問いかけたら、真っ先にでてきたのは「人生」だった(「人生」は2:42あり、「サイクリング」や「おやすみ」よりも長い)。


本人が弾いたギターのみでレコーディングされた「人生」。

そう思うのも無理もない

2コーラスだが、

サビのような短い歌詞(36文字)をリフレインしてこの曲は終わる(2コーラス目は~人生を~のフレーズが2度歌われて終わる)。


流れる時の中で、私の、あなたの夢が舞い踊っています。

どうせ生きて短い人生です。

高く舞い上がれ、私の、あなたの夢よ。

鮮やかに彩るといい、私と、あなたの人生が。


ま、まんまだけど・・・

そうきこえます。


初演は、リリース翌年の84年春、本編後半。

2曲続くラストの「人と生まれて・・・」と「Everybody Singing」の前に歌われた。


レギュラー、フルコーラスとしてはそれがおそらく最後だと思います。


2000年春の名古屋センチュリーホール。

知り合いのところに行ったら俺のサイン色紙が飾られていた。

そこに、唄の歌詞が書いてあったと、「人生」をワンコーラス+~人生を~、歌った。


歌い終わり、

この歌のタイトルはなんだろうなと千春。

客席から「人生」と突っ込まれて、「人生・・・、お前、これほんとに『人生』というのか」。


また愉しませてくれるご発言だこと。

この短い歌詞の中で、「人生」以外、何をタイトルにできるのだろう。

「流れる時」か、それとも「私の夢」か、「生きる」か。


そう心で突っ込んでいました。
それがね、すごく印象に残っています。


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