「松山千春 『終結』に思うこと～松山千春 全作品解説260～ V1.2」S2961/R
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◇更新履歴
V1.0：2015.5.08 初稿
V1.1：2015.5.09 文章を修正、加筆
V1.2：2015.5.30 ミュージシャンを追記
■ 「終結」 編曲者：坂本昌之 ＜3:18＞
2015年4月22日発売のアルバム『伝えなけりゃ』の6曲目（全10曲）。
◆レコーディングミュージシャン
01. ドラムス：島村英二
02. ギター（AG＆EG）：田中義人
03. ベース：松原秀樹
04. パーカッション：坂井”Lambsy”秀彰
05. ストリングス：クラッシャー木村 ストリングス
06. ローズ・ピアノ：坂本昌之
◆2015.5.9-10 夢野旅人
「奪われていく」や「ボサノヴァ」http://ameblo.jp/chiharu1997/entry-11787298252.html の世界観を彷彿させる一曲。
～ねえ君 世界が終り 告げても
変わらぬ 愛を 誓うよ～
「ねえ君」と、「世界が～」の間に一呼吸置くことによって、
聴き手に、それぞれの情景を思い描く時間を与えている。
ラブソングの体をとりながらも、
「終結」というタイトルがすべてを物語っているのだろう。
でも、もう少し歌詞がほしいのが本音です。
2015年初頭。
シリアで2名の日本人が過激派組織「ISIL」とみられる武装集団に拘束され殺害された。
そのときは、日本中が息を飲んで見守った。
連日、関連のニュースがテレビで流れた。
だけど現在。
イスラーム過激派や、近隣諸国の現状はどうなってるのでしょう。
テレビも取り上げていないし、
喉元過ぎれば熱さを忘れるではないが、もう日本では終わったことなのだろうか。
新聞のテレビ欄を見ると、ネットの釣りのような見出しが並ぶ。
もっと、伝えなけりゃいけないことが山ほどあるのだろうに。
混沌とした時代である。
いつこの世界が終わりを告げてもなんら不思議ではない。
2015年4月30日 郡山でのコンサート。
いつもよりまして千春は、
アメリカ国会で国賓待遇されての安倍晋三首相の演説内容について怒っていた。
千春のみならずとも、
独裁化に近い現政権や、安倍首相に不安や怒りを隠せない。
このままでは、
いずれ日本はテロや戦争に巻き込まれるのだろう。
今現在の日本の景気・経済も、もちろん大事だ。
だけど、少々、自分たちが貧しい思いをするのと、
未来、自分の子供や孫たち子孫が、戦争で、国家に命を奪われること。
双方を天秤にかけたら、自ずと答えがでてくる。
また、子孫たちに人殺しなどさせたくないだろう。
自分への戒めなのだが、
日本人は、望む未来の祖国のビジョンを提示して、しかっりとした意思表示しないといけない。
この曲をきくと、そんなことを考えてしまうのです。
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