「松山千春 『雨の日曜日』に思うこと~松山千春 全作品解説103~」S2353

 

◇更新履歴
V1.0:2014.05.08 初稿

V1.1:2020.09.27 是正

V1.2:2021.05.18 記事を追記

 

■ 「雨の日曜日」編曲者:夏目一朗

2011年4月20日発売の68枚目のシングル

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2014年4月16日リリースのシングルコレクションアルバム『起承転結13』1曲目(全11曲)に収録


◆2021.5.18 夢野旅人

2021.05.16放送「松山千春のON THE RADIO」。

放送日の札幌、全国の天気が雨模様ということで、自身の作品で雨にまつわる曲が4曲がかかりました。

 

そのなかの一曲が「雨の日曜日」でした。

 

◆2014.5.8 夢野旅人

自分。

今ではだいぶ薄れてきたが、基本コレクタータイプだった。

千春のCD、品番が変われば同じタイトルでも購入していた。

たとえば、アルバム『起承転結Ⅱ』だけでも、ニューズレコード版のLPとCD、カセットとアルファレコード版CD、コロムビア版のCDの計5アイテムを無条件に、当たり前のように購入していた。

 

だから生粋の千春ファンである友人が、「いずれシングルコレクションアルバム『起承転結』が出るから、千春のシングルは買わない」と言ったのには驚いた。

 

 

ですが、ここだけの話。

 

僕も、「雨の日曜日」のシングルは所有していない。

きっかけは、「リスペクト 美空ひばり 『津軽のふるさと』」。

当時、カバーといえども当然、買う気満々だったけど2010年秋の「慕う」ツアーを観てやめた。 

新曲は7割以上必ず歌うべきと、思っている自分ですが、あのときは反発。

 

全編を通して14曲か15曲しか歌わないのに、オリジナルの「残照」を外してまで、カバーが3,4曲歌われるのが許せなかった。

 

ま、それだけではないんだけど。

で、小さな反抗で、生まれて初めて千春のシングルを見送った。

 

そして、次のシングルがオリジナルの「雨の日曜日」。

いまどき2曲で1,260円ってどうなの・・・と思い始めた。

とってつけたようなカラオケなどいらないもの。

勿論、カラオケでなくて、インストゥルメンタル作品として仕上げたものなら話は別。

 

友人ではないが、どうせシングルコレクションアルバムの『起承転結』シリーズに入るもんなと、また見送った。

これはレコード会社に対する反発もある。

シングルと『起承転結』の差別化を図るべきだと。

新曲は最低3曲+ライブテイク(千春本人は嫌がると思うけど)の4曲入り。

もしくは、新曲3曲+リテイクもしくはリメイクや弾き語りなど1曲。

で、新曲2曲のみ『起承転結』に入れる。

 

そう思い始めたので、「雨の日曜日」や「愛の歌」などのシングルは持っていない。

逆に言えば収録曲が3曲以上だったら絶対に買うわけですけど。

それと、シングルも『起承転結』シリーズもミュージシャンのクレジットがない。

それは如何なものかと。

アルファレコード時代の『起承転結』シリーズは、一応、クレジットは掲載されているのに。

 

ま、前置きがながくなりましたが「雨の日曜日」。

『起承転結13』が出るまで買わないと思ったが、クレジットのチェックと実際ちゃんと聴きたいなと思って、去年の春、友人Bに借りた。 

 

その友人Bが、好きなのが「雨の日曜日」だという(ああ、やっとだとりついた)。

 

『起承転結13』で、「雨の日曜日」と「白い雪は」ばかりをリピートしているという。

 

そんな友人Bがお薦めの「雨の日曜日」。

二胡の奏でるアジアンかつ和風テイストで綺麗に美しく仕上がっている一曲だと思う。

 

初めて聴いたのは、ラジオ「松山千春 ON THE RADIO(緑効青汁のアサヒ緑健提供)」FM NACK5(エフエムナックファイブ) 。

 

その日の日曜日の天気の記憶はないが、自分の心はまさに雨の日曜日だった。

 

~誰にもみせない 心の弱さが

ポツリ ポツリ こぼれてく~

その時期、人間不信というか、自分自身が信じられなくなっていた。

 

この曲の主人公はまるで自分のように思えた。 

 

~みんなは無難に 暮らしているのか

ポツリ ポツリ こぼれてく~

 

今まで人を羨んだりしたことは一度もなかったが、この歌をきいて人を羨んだ。

 

~雨が降る日曜日

何を 求めていたのかな~

 

聴くのが辛かった。

二度、聴く気にはなれなかったです。

そんな思いになったのは初めてだった。

 

まるで自分の弱さを歌われているようだった。

 今は、聴きたくない。

そう思ったのです。

この曲を聴くと、自分自身を見失っていたころを思い出すので

す。

 

 

 

◆K. 松山千春全作品(解説)に思うこと ~松山千春 全作品解説11~ インデックス (2010~2020)

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