松山千春 『星』に思うこと~松山千春 全作品解説43~V1.5」S2182

 

松山千春 DATA BESE 総合TOP PAGE NF   

アーティスト別 LIVE DATA BESE 総合TOP PAGE NF 

 

◇更新履歴

V1.0:2014.3.03 初稿
V1.1:2015.3.30 文章を追記
V1.2:2017.8.26 CDシングル画像の追加 文章の是正

V1.3:2021.2.18 是正

V1.5:2021.8.17 記事の追加

■「星」編曲者:石川鷹彦
2006年5月24日発売の58枚目のシングル「現実」のカップリング

 

----

2008年5月21日リリースのシングルコレクションアルバム『起承転結11』6曲目に収録

 

◆レコーディングミュージシャン
クレジットの記載なし(シングル)

 

◆2021.8.17 夢野旅人

202年8月15日放送「松山千春ON THE RADIO」。

リスナーメールにあったリクエストから「星」がかかりました。

 

◆2014.3.30 夢野旅人
昨日(29日)は、母方の祖母の命日でした。

彼女が生まれ育った山梨のほうとうを供えて一緒にたべました。

人は二度死ぬという。

一度目は、寿命を迎えたとき。

二度目は、誰からも忘れ去られたとき。


この世に想う人がいれば故人は生き続けている。

祖母も、大切な人も、僕の中で生き続けている。


デビュー30周年イヤーである2006年に発表された「星」。

アレンジャーは、アコースティックギタリストの草分け的存在である石川鷹彦。


1975年、松山千春がデビューするきっかけとなったフォーク音楽祭の審査員でもあった。

30年目の節目の年に、初めて千春の編曲を手掛けたことも感慨深い。

人が人である限り逃れられない自然の摂理。

この世との別れ、愛しい人たちとの別れ。


~幾千の 時が過ぎ 
再び逢える事を
私はその日を 夢見ているの

遠い空の星 私もいつか
貴方のそばで 輝いている~

千春を見出してくれた竹田さん、親友の篤さん、お父さん・明さんお姉さん・絵里子さん。

30年の月日は、千春の大切な人たちを遠い空へ連れて行ってしまった。
 

~たえまなく押し寄せる 
悲しみに ふるえても
貴方がどこかで 見ていてくれる~


だけど、僕のかけがえのなかった人たちが、生きているように、

千春の、かけがえのない人たちも、生き続けているのでしょう。

やがて遠い空へ旅立てばふたたび逢える。
それまでは星を見上げよう。

そんなことを、思いながら、この曲を奏でながら、ほうとうをたへました。

◆2014.3.03 夢野旅人

先週、夏目一朗氏のブログを読んで嗚咽がこみ上げた。

~親父の手を握り 足をさすりながら~

自分とだぶって見えたからだ。

お互いというか、我々の世代も、そんな年齢になったのあらためて痛感した。

昨日の、ラジオ『松山千春 ON THE RADIO(緑効青汁のアサヒ緑健提供)』FM NACK5(エフエムナックファイブ)。


夏目さんのお父さんが、27日の明け方に他界したことを千春は告げた。

レコーディングの最中だったという。

訃報が入らず一日が終えると、今日も生きながらえたかと、彼は気丈に振舞っていたという。

お父様のご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます。

その後、読まれたリスナーのメール。

卒業の話になった。 

千春は、自分とっての大きな卒業についてこう語った。

竹田健二ディレクターが亡くなったとき、竹田さんが決めてくれた最後の仕事が、さっぽろ羊ケ丘での野外フォークフェスティバル。 これが終わって、これからは自分で決めていかなくてはならないと思った。 自分にとって大きな卒業だったと語った。


そして次に読まれたメールの内容は「星」についてだった。

2006年発売「現実」のカップリング曲で、ラジオ『松山千春のスーパーミュージック・スタジアム』で、弾き語りで歌われた同名曲とは違う作品。

~たえまなく押し寄せる 
悲しみに ふるえても
貴方がどこかで 見ていてくれる
幾千の 時が過ぎ 
再び逢える事を
私はその日を 夢見ているの

遠い空の星 私もいつか
貴方のそばで 輝いている

尽きる事のない愛
貴方に 伝えたくて
見上げた空さえ にじんでいます
ぬぐえぬ 涙さえも
愛しいと 感じます
逢いたい貴方に想いはつのる

遠い空の星 私もいつか
貴方のそばで 輝いている~

 

~見上げた空さえ にじんでいます
ぬぐえぬ 涙さえも
愛しいと 感じます
逢いたい貴方に想いはつのる~


人は星空を見上げ、何を想うのだろう。
ラジオをから流れる「星」を聴きながら思った。


誰に逢いたいですか。

神様に訊かれたら、自分は、元気だったころの家族と答える。

千春も、お父さん、お姉さん、家族なんだろうと。

そして竹田さんなんだろうと。

そしていつかは、千春も、自分も、みんなも、星になるのだと。

 

◆松山千春全作品(解説)に思うこと ~松山千春 全作品解説10~ インデックス10 (2006~2009)

フォローしてね…

 

N現在、以下の検索ランキングにエントリーしています。
よかったら、アクセスして頂けると嬉しいです。

一日一回、ライキングポイントが加算されます。
よろしくお願いいたします。
  
  にほんブログ村     
    

アーティスト・グループ(音楽) ブログランキングへ
---------------------
YUMENO BLOG ~愛のうた:愛した季節の薫り  From the 1960s to 2020s Music Diary notebook~ 夢野旅人